こんにちは、小野ほりでいです。

TwitterやSNSで「なんだこの人は、マジで勝とうとしてくるぞ!」というプレッシャーを感じたことがありませんか?

もしかしたらその人は、インターネットマウント勢かもしれません…。

 

<登場人物>

エリコちゃん

 リテラシーを蓄える器が大破している女の子。

ミカ先輩

 2週間に1回、大嘘をつく嘘つきのOL。

 

 

 

 

来襲! ツイッターマウント勢

 

シクシク…先輩…パクパク…。

どうしたのエリコちゃん、またインターネットにいじめられたの?

そうなんです…シクシク…。

見てくださいこれ…。

 

 

 

 

 

 

撮った写真をTwitterに載せただけで、リプライ欄が荒れて…。

 

 

 

 

 

 

まあ…ひどい!!

 

 

 

 

 

こういう自意識に基づいたゲスい勘ぐりは、本人がいないところで優雅にやるのが淑女のしきたりなのに、リプライしてくるなんて許せないわ!

 

泣かないでエリコちゃん! こういう「空とかコーヒーの写真を撮る女は~」みたいな何万人の手垢がついたフリーシェアみたいな言い回しを鬼の首を取ったように使ってる側のほうが、撮ってるあなたより何倍もダサいんだから!

結局、撮ってるあたしもダサいんですか?

とにかく! 何かをやった人に対して口先だけで優位に立とうとする奴なんてカスのゴミタメ クソクソゴミ人間なのだから、相手にしちゃダメよ!

 

カスのゴミタメ クソクソゴミ人間!?

それにしてもこの手口、徒党の組み方…。

 

 

 

 

間違いない…これはツイッターマウント勢の仕業よ!!

 

 

 

 

 

 

ツ、ツ、ツ、ツイッターマウント勢!!!!????

 

 

 

 

 

ツイッターマウントってなんですか?

話せば長くなるけれど…。まずは、インターネットマウントの歴史から説明する必要がありそうね。

 

 

 

 

 

 

インターネットマウント

 

――はるか昔、インターネットは現実世界の敗北者が集まる場所だった。

彼らは弱く、名誉、富、権力、美貌、品性…その他生きることに関わる資質のほとんどで、現実世界の住人に圧倒的に劣っていたの。

そう、常にマウント<優位体勢>を取られた状態…。

 

 

圧倒的体格差のある相手に対抗するため柔の道が発明されたように、彼らも圧倒的に自分たちより幸福な人間のかもし出すプレッシャーに対抗する手段を必要とした。

そしてできたのが、どんな不利な状況でもどこかに優越感を見出すサバイバル精神格闘術、インターネットマウント術なのよ。

 

 

 

インターネット…マウント!?

そう…。

 

 

 

 

自分のふがいない状況や未熟さで劣等感を味わったりイライラしたら、その原因を取り除くというのが普通の対処よ。

 

しかし、インターネットマウント術は違う…。原因そのものには対処せず、劣等感やイライラの感情そのものを言語という名の拳で殴ることでストレスに対処するの。

 

言っている意味がわからない。

そうね、例えばこういうふうに…。

 

 

・一般的な対処

モテない→モテる人がうらやましい→モテるように努力する

電車でマナーの悪い人を見つけた→迷惑だ→注意する・車掌を呼ぶ

 

ふつうの人が、イライラや劣等感の原因そのものを取り除くのに対して…。

 

 

・インターネットマウント術

モテない→モテる人がうらやましい→リア充爆発しろ!

電車でマナーの悪い人を見つけた→迷惑だ→写真をアップして炎上させよう

 

 

インターネットマウント術では、不快の原因からマウント(優位な状況)を勝ち取るために、感情の勝利を再優先した対処をネット上で取るのよ!

 

すこしためになる~!

 

 

 

暗黒の時代

 

インターネットマウント術が発明されて以来、ネット住民は言語でもって現実世界の覇者たちを牽制し仲良く暮らしてきたわ。しかし、その平和も長くは続かなかった…。

 


精神的に追い込まれていて、常に何かしら優位に立てる状況を探している一部のネット民が、同志をインターネットマウント術で攻撃し始めたの。

憎みあい、いがみ合い…”普通に幸せなヤツ”という共通の敵のもと、仲良しだったネット民が共食いを始めるのに時間はかからなかったわ。

 

そして暗く長い混沌の時代が幕を明け…常に相手から精神的な優位――マウントを取ろうと互いに目を光らせるギスギスしたインターネットができあがったのよ。

 

そんな悲しい物語が、裏にあったんですね…。

 

エリコちゃんに攻撃を仕掛けたのは、さしづめTwitterの発言で優位に立とうとするツイッターマウント勢ね。恐らく、彼氏がいないことや趣味・個性に欠けているのをコンプレックスに思っているのよ…。

彼氏なんて、無職に生活費を出してあげればすぐできるのに…。

さあエリコちゃん、敵を知ったところで反撃に出るのよ。

私がもっと強力なツイッターマウント術を伝授するわ。

(先輩は、なんて私想いなのかしら…)

 

 

 

 

これがツイッターマウント術だ!

 

 

Twitterでマウントを取る鉄則は、非公式RTを使うこと! 他人のリプライ欄に土足で踏み込む無神経さで、先制パンチを食らわすのよ!

 

 

1.揚げ足マウント

 

たとえ本筋で論破されようと、誤字脱字・知識の有無で相手をバカにすることができれば問題なし! むしろ、本意を悟られずにストレスだけ与えることができる姑息な手段よ!

 

 

 

これでよし!

いいわよエリコちゃん! ただ、ふつう知識や言葉の正誤で他人より優位に立とうとするのは本当にどうしようもない底辺の人だから、乱用は禁物よ!

 

 

 

 

2.俺のほうが器大きいマウント

 

とにかく、一番ダサいのは怒ることよ!

 

 

 

 

 

イラッときても、そこはひた隠しにて笑っちゃったアピール! その後、間髪入れず不自然なほどスムーズに日常生活の報告postに戻る!

 

不自然なのが逆にいいのか~!

 

 

 

 

3.常識・マナーマウント

 

すべての要素に負け、さらに誤字脱字・知識の揚げ足取りすら不可能だった場合ですら、まだマウントは取れるわ!「常識だから」「マナーだから」「みんなが言ってる」でゴリ押ししましょう!

 

 

 

 

 

ククク…これはイラつくわ…これ送られてイラつかないやついないわ…。

 

 

 

 

4.罵倒マウント

 

全部の手段が効かない? そんなときも、とにかく相手を不快にさせたら勝ちなのよ!

 

 

 

 

だんだん幼稚になってきたような…。

 

 

 

 

5.突然の読んでない宣言

 

マウントでボコボコにしまくったら、さんざん相手しておきながら急に「実は最初から読んでなかった」と戦線離脱よ! 相手に反論の隙を与えてはだめなの!

 

 

 

 

 

「読んでないけど・見てないけど~」は、インターネットマウントの最終兵器よ!「自分は無視した」と高らかに宣言することで、結局無視できていないにも関わらず相手の労力を全否定することができるの!

小学生のケンカレベルになってきた…。

Twitterで何が正しいとか間違ってるとか言うこと自体が、小学生のケンカよりナンセンスなんだから気にしちゃダメよ!

 

 

 

 

~10分後~

 

 

エリコちゃん、相手の反応はどう?

どれどれ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やったー! 勝ったわ! 勝ったのよ!!

 

 

なんか既視感のある反応だけど、まあよかったわ。

先輩、ダテにインターネットばっかしてないですね!

ちょっと! それどういう意味よ!

そのままの意味ですよ~!

 

 

こら! 待ちなさ~い!!

 

 

 

 

 

 

(おわり)

 

 

 

 

この終わり方も見たことあるような…。

 

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小野ほりでい

がんばってイラストも描くライター。人気ポータルサイト「オモコロ」で活動休止中。TwitterIDは@onoholiday

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