ペヤングの後釜はどれだ!? カップ焼きそば徹底レビュー!
こんにちは。トゥギャッチ編集部の播磨谷(はりまや)です。
現在、世間を騒がしているカップ焼きそば「ペヤング」の虫混入事件は、Twitterにアップされた1枚の写真が引き金になりました。
「ペヤング」の製造元である「まるか食品」は、「ペヤング」ブランドの全商品の返品を消費者から受け付けるとともに、当面の間、全商品の販売を休止することを決定しました。
「ペヤング」販売、当面休止…全商品返品応じる(YOMIURI ONLINE)
同社には品質管理体制を徹底的にチェックしていただいたうえで、安心して食べられるペヤングをまた提供していただきたいと僕は思っています。しかし、Twitter上ではペヤングを当分食べれらなくなることを嘆く人たちが多く見受けられます。
そこで考えました。現在、市販されているカップ焼きそばでペヤングの代わりになるものはないものか、と。
食べ比べて調べてみたいと思います。
ヨッピー「イエーイ! カップ焼きそばなら任せんか~い!」
商品のレビューは当コラムでもお馴染みのヨッピーさんにお願いしました。
■カップ焼きそばを集める
まずはコンビニやスーパーをまわって、カップ焼きそばを買い集めることにします。
ヨッピー「UFOと一平ちゃんしか売ってない…」
ヨッピー「あれ? ペヤングは?」
「話聞いてました? 今ペヤングは売ってないんですよ」
ヨッピー「そうなんだ。ふーん」
続いてスーパーに行きます。
ここでもカップラーメンの品揃えはたくさんあるのに、カップ焼きそばはそれほど種類がありません。
結局集まったのがこちらの5種類。
左上から日清「UFO」、明星「一平ちゃん 夜店の焼きそば」、日清「ソース焼きそば」、マルちゃん「昔ながらのソース焼きそば」、明星「評判屋塩焼きそば」です。
ではさっそく、食べ比べしたいと思います!
■ペヤングの後釜はどれだ!?
ちなみにこちらの5種類、全部このタイプの湯切り口になっていました。
あのツメを立てるタイプの湯切り口は、ペヤングくらいしか採用していないのかもしれません。
まずは王道中の王道ともいえる日清「UFO」から!
ヨッピー「いただきます!」
「うーん、うまい…! まず、匂いがすごいね。本能を刺激する匂い。麺がかなり太くて、ソースにはちょっとした甘みもある。中学生の頃に好きで良く食べてた思い出が一気に蘇るわ。言わば部活の味やね。本能に訴えかける匂いは麻薬とかが入ってるかもしれない」
播磨谷「入ってねーよ」
でも、この独特の匂いはかなり食欲をそそられます。
時折急に訪れる「カップ焼きそばを食べたい衝動」はなんなんですかね、あれ。「焼きそばじゃなくて、カップ焼きそばじゃないとダメな日」ってないですか? コンビニの前とかで食べてる人がいると異常にうまそうに見える!
我慢できなくなって僕も分けていただきました。
うまい…!
続いては日清の「ソース焼きそば」をいただきます。
こちらは粉末ソースになっており、少し麺に絡みにくいかも知れません。
よく混ぜて完成!
「お。『日清のソース焼きそば』っていうと袋麺のイメージがあるけど、やっぱりアレに近い味やね。ただ、袋麺のタイプの方が濃い気がする。あっちは野菜とかを入れて食べるのを前提にしてて濃い味付けなのかも知れない。日清のソース焼きそばって、時々異常に食べたくなるからAmazonで箱買いしてるんだけど、食べる度に小学生のころを思い出すわ。キャベツとソーセージとかを入れて、母親が土曜日のお昼ごはんに出して来るやつね。言わば土曜日のお昼の味ですね、これ。シンプルに『ソース味』で、ちょっとピリ辛の味付けです。麺の太さはふつう」
「よくカップ焼きそばひとつでそれだけ話せますね」
続いてはこちら。マルちゃんの「昔ながらのソース焼きそば」1個92円という激安価格で売っていました。ちなみにコンビニで『UFO』を買うと1個200円なのでかなりコスパは高そう。
こちらは「粉末ソース」「液体ソース」「かやく」がそれぞれ別になっています。
液体ソースと粉末ソースのダブルパンチは珍しい。
よく混ぜてできあがり!
「さっきからできあがりの写真が全部一緒じゃねーか!」
「カップ焼きそばは、そういうものなのでしょうがないです」
いただきます!
「これはUFOと同じく太麺のタイプやね。液体ソースと粉末ソースを使ってるだけあって、かなり麺に絡みます! UFOのソースから甘みを引くとこの味になる気がする。麺に弾力があって食感はこれが一番良いかも」
ちなみにこの時点満腹になりました。
男二人がかりで食べていますが、かなりお腹に溜まります。
残りふたつ!
「すごい…。完全に飽きた。そもそも、カップ焼きそばって調子に乗って大盛りとか買うと、最初はおいしいのに途中で飽きてくるくらいだから、3つも食べたらそりゃ飽きる」
「まあまあ。残りのふたつは変わったタイプのやつなんでなんとかなります」
続いては、明星「一平ちゃん」に挑みます。カラシマヨネーズが効いたソースが食欲を促進してくれます。個人的には一番好きなカップ焼きそばで、僕はこればっかり買っています。
ちなみに「UFO」「ペヤング」そしてこの「一平ちゃん」を指して「カップ焼きそばの3大巨頭」「カップ焼きそば三国志」などと呼ぶらしい。東北地方だと「BaGoooon!」、北海道では「やきそば弁当」がそれぞれ人気だそうなのですが、東京ではなかなか売ってません。
いただきます!
「うん。相当濃いね。カラシマヨネーズが効いてる、っていうのはすごく分かる。カラシマヨネーズがかかってる部分と、それ以外の部分を分けて食べることで『カップ焼きそば最大の弱点』である『味の飽き』を回避することができるね。これは考えられてる。でもって今までの3つに比べると味付けは全然違うわ。ただ、個人的な嗜好だけど僕あんまマヨネーズが好きじゃないからなぁ…」
「そしてめっちゃ多い」
3つ食べてからの「大盛り一平ちゃん」はかなりお腹にきます。
たしかに味付けがかなり独特なので、「ペヤング」の後釜となるとちょっと違うかも知れません。うまいんだけどな…。
ちなみに「一平ちゃん」に入っているこの謎の肉(?)が最高に好きです。
いっぱい集めてごはんの載せて食べたい。むしろこれだけ売ってたら買う。
最後は明星の「評判屋塩やきそば」をいただきます!
「わー見た目と違ってめっちゃ濃厚! とんこつスープっぽい匂いがする。『塩焼きそば』って名前だけあって当然塩味なんだけど、結構強めに味付けしてあるね! 麺は細めだけどモチモチ感があんまない。でも個人的にはこれくらいが好きかも。これ、予想外にうまい! なんで92円なんだろう」
こちらも「昔ながらのソース焼きそば」と同じく、スーパーで92円で売られていました。コスパは相当高い!
そんなわけで5個全部を平らげたヨッピーさんが出した「ペヤングの後釜」は…?
「うん。UFO食べれば良いんじゃない? どこでも売ってるし」
「結局そこなんだ」
「まあ、真面目に言うと『一平ちゃん』も『塩焼きそば』もおいしいけど、ペヤングとは全然違うし、残り3つの内から選ぶと、ソースに少し甘みがあるUFOがなんだかんだで一番近い味な気がするのよね。ペヤングとUFOを食べ比べると『全然味が違う!』ってなるけど、全体で見ると比較的近いポジションに居ると思う」
「なるほど…」
そんなわけで、
【結論】
「ペヤングが食べたくなったら、UFOを食べよう!」
「まあ、結局のところは自分の好きなもん食べてれば良いと思うけどね」
「企画の意味がなくなる」
ちなみに5つの焼きそばのカロリーを全部足すと、3092kcalになります。
食べ過ぎには注意しましょう。