都内で販売中! ド派手すぎる焼き芋カー「金時」にインタビューしてみた

あんた、イモね~
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 Twitter上にあるさまざまな謎を追う「Twitter探偵団」。今回は下記のツイートを調査しよう。

 昨年3月にTwitter上で話題になり、トゥギャッチでも取り上げたこちらの焼き芋屋を覚えているだろうか。

 いわゆる軽トラに焼き芋窯を積んだクルマではなく、デコトラならぬデコセダンだが、れっきとした焼き芋販売車なのだ。

 トゥギャッチが調査した結果、この焼き芋屋へのインタビューに成功した。その正体に迫ってみよう。

 

ド派手な焼き芋屋の正体は?

 

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山脇さん(写真左)と木崎さん

 

 待ち合わせ場所に現れたのは、焼き芋販売クルマを作った現代アートユニット「YOTTA(ヨタ)」の山脇弘道さんと木崎公隆さん。一見、どこにでもいるお兄さんにみえるのだが……。

 Q. 見た目がかなり派手ですよね。そもそも、こんな改造車で焼き芋販売を始めたきっかけは?

 A. もともとは、2010年に開催された六本木アートナイトに出品するアート作品だったんです。私たちは関西出身なのですが、最近地元で焼き芋屋を見なくなりました。そこで、自分たちの手で最高の焼き芋屋を作ることがアートになるのではないかと考え、実際に制作しました。

 つまり、このクルマそのものが「金時」というアート作品なのだとか。当初は、外部電源なしでライトを点灯することさえできなかったが、バージョンアップを重ねることで路上販売も可能になったという。

 

本当に焼き芋を販売しているの?

 

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価格は100グラム200円

 

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食べてみるとかなり甘い。ある程度冷めたほうがおいしいという人もいるそう

 

 Q. クルマそのものがアート作品とのことですが、実際に焼き芋を販売していますか?

 A. はい、もちろんです。使用しているさつまいもは、鳴門金時の「里むすめ」。非常に甘くて、冷めてもおいしいですよ。

 「最高の焼き芋屋」を作るために、素材にはとことんこだわったらしい。ちなみにベース車は、皇族や内閣総理大臣が公用リムジンとして使うことでも知られる高級車、トヨタ・センチュリーだ。採用の理由はもちろん「日本最高の車」だから。

 

周りからの反応

 

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青、緑、黄色、ピンクなど色とりどりのライトで非常に目立つ

 

 Q. Twitterでも拡散されましたが、周囲の反応はいかがですか?

 A. 話題になってありがたいです。最初に興味をもってもらったのはデコトラ業界の方々で、「金時」を何台ものデコトラと一緒に展示するイベントを行ったり、デコトラ雑誌の編集部から取材依頼があったりしました。路上販売をしていても、車や装飾に興味を持つ人や写真を撮る人がいて楽しいですね。それらをスルーして、普通に焼き芋を買いに来るおばさんもいる。それぞれ、異なる反応があっておもしろかったです。

 Q. 警察に職質されたりすることはないでしょうか。

 A. 路上販売を始めた当初は呼び止められることはありましたが、すぐになくなりました。道交法などを心配する声もありますが、始める前に陸運局で調べたのでそこは大丈夫です。

 

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よく見ると、トランクやルーフ部分に載っているだけなのが分かる

 

 一見、派手な改造車に見えるが、ライトや焼き窯はトランクやルーフに載せた状態。カーキャリーに自転車などを載せているのと同様、荷物扱いとのことだ。

 今季は3月中旬まで都内で発売するとのこと。販売場所は公式サイトTwitterアカウントでチェックできるめ、興味を持った人は現場で呼び止めてみては?

 

トゥギャッチ編集部からお知らせ

 

 トゥギャッチでは「あのツイートの真相は?」「タイムラインで見かけたお店が気になる…!」など、みなさんがTwitterで気になっていることを募集しています。

 応募されたなかから、編集部、専属ライターで結成された「Twitter探偵団」が調査し、報告書として公開します。

[input title="Twitter探偵団に調べてもらいたいこと" info="Twitter探偵団に調べてもらいたいことやスポットを記入してください。" footer="#Twitter探偵団"]

 投稿方法は、上記のフィームからか「#Twitter探偵団」のハッシュタグをつけてツイートしてください。