「ステージに花束を投げるのはやめてください」 日本フィルハーモニー交響楽団からお願い

マナーを守りましょうね。
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 国内を代表するプロオーケストラ「日本フィルハーモニー交響楽団」より、コンサートに際しての注意事項がツイートされた。

 公式アカウントによると、先日行われたコンサートにおいて終演時のカーテンコールの際に、客席から花束が投げ込まれて演奏者の手にあたり、弓が地面に落ちてしまったという。

 そのような行為はプレイヤーおよび楽器を傷つけることにつながるので、今後は花束でなく拍手と歓声で応援してほしいとのこと。

 実際に見ていた人によると、無防備な背後から投げられてとても危険だったようだ。

 楽器本体や弦楽器の弓はものによっては非常に高価であり、一本数百万円以上の値段の場合もある。

 そもそも演奏会では贈り物は投げるものではなく、ホワイエ(※休憩室もしくはエントランスから続くホールまでの広い空間)に預けるものだそうだ。

 フィギュアスケートの試合後によく見られる、リンクにプレゼントが投げられる光景だが、それとコンサートを同様に考えてはこのような危険な結果になってしまう。

 公式アカウントのお願い通り、プレイヤーに投げるのは心をこめた喝采だけにしておこう。