「マンガ家って印税ガッポリ入って儲かってるんでしょ」という問いに対し、現役マンガ家が分かりやすくイラストで解説したツイートが話題になっている。
「漫画家って印税ガッポリ入って儲かってるんでしょ」っていう人がいて、それはすご〜く売れている漫画家だと何べん言ってもわからない。印税は部数によって全然違うのだ…コレ見て! https://t.co/kvulDQdJTJ
— 山崎浩 (@housui03) 2015年11月3日
投稿者は、「ふしぎふしぎ」「てくてく東海道ぬけまいり」などの作者である山崎浩(@housui03)さん。印税というのは、「一冊の単価の10%×発行部数」というのが一般的らしい。
@housui03 ちなみに2巻は更に部数と印税率を引き下げられこんな感じに…( ̄◇ ̄;) https://t.co/mOvOl9lP5X
— 山崎浩 (@housui03) 2015年11月3日
また、続いてこのような投稿も。2巻目からは一冊の単価が5%から10%に引き下げられるという。
編集部が調べたところ、「一冊の単価10%×発行部数」の発行部数とは印刷された数なので、販売部数とは異なる。なので、どれだけ売れたかが直接、印税につながるわけではない。
そして現在は電子書籍も頭角を現してきている。こちらの印税は前後あるが、一冊の単価の70%とかなり大きい。また、こちらは発行部数ではなく、販売部数が加算される。よって電子書籍は、「一冊の単価の70%×販売部数」となる。マンガ本とは違い、どれだけ売れたかがそのまま反映されるということだ。
先ほどのツイートですが、コミック単価も部数もわかりやすい数字にしてます…実際は微妙に違います。まあ崖っぷちには変わりませんが(; ̄ェ ̄)
— 山崎浩 (@housui03) 2015年11月3日
さっきの印税率引き下げのツイートでもしリイドはヒドイ出版だと思う人がいたら、それはすごい誤解です!コミックスの2巻が5千部といういのは、1巻の実売数がその程度か、それ以下だと言うことです。普通の大手出版社だったらもう連載打ち切りの数字です。
— 山崎浩 (@housui03) 2015年11月3日
また、上記のように補足する山崎さん。
「印税=儲けている」という印象を持っていた方は、少し見解が変わっただろうか?