要注意! ペットの熱中症対策で保冷剤を使うと死亡してしまう恐れも
5月も終盤に差しかかり、真夏日を記録する地域も出てきている。気温が高い日に心配なのは、熱中症ではないだろうか。
現在Twitterでは、ペットの熱中症にまつわる注意喚起が反響を呼んでいる。
暑くなると熱中症対策に犬に保冷剤を使用する方がいますが、一部の凍らない保冷剤には車の不凍液と同じエチレングリコールが使われて、食べると緊急治療をしないと、腎不全になり死亡します。保冷剤を咬んだり、ツメで傷つけて中身が出ると、エチレングリコールは甘いため犬は舐めてしまします。要注意
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) 2016年5月14日
神奈川県横浜市にある「藤井動物病院」のTwitterアカウントによると、熱中症対策として保冷剤でペットの体を冷やすのは、注意が必要だそうだ。
一部の凍らない保冷剤には、車の不凍液にも使用される「エチレングリコール」が入っており、もし中身をなめてしまうと腎不全で死亡する恐れがあるとのこと。
暑くなっているので犬は熱中症に気を付けてください。人間と違い汗をかかないので、体を冷やすにはうちわで扇いだり、扇風機の風では体温は下がりません。身体を冷やすには、直接水をかけ体毛を湿らせて、エアコンのついた部屋にいれたり、首や脇を氷で冷やすと効果的です。
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) 2016年5月2日
犬は暑いと水を沢山飲みますが、それは体を冷やすために飲むことが多いです。過剰に水を飲むと心臓の悪い子は血流量が増えるために、肺に水がたまり呼吸困難を起こして緊急事態になります。健康な子でも大量の水により下痢を起こす子がいます。暑い日は体を氷などで冷やして水は徐々に与えてください。
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) 2016年5月13日
同アカウントからは、そのほかにもペットの熱中症についての投稿が行われている。
今後ますます気温が上昇する時期なので、飼い主の方はぜひ気をつけてほしい。