不思議な自然界の法則!? 「おなか側だけ黒いねこがいないのはどうして?」という素朴な疑問
私たちにしばしば癒やしや驚きを与えてくれるねこ。たくさんの習性のなかには「なぜ?」と感じるものも少なくない。
現在Twitter上では、ねこについてのある疑問が話題となっている。
いつもねこの事で疑問に思っている https://t.co/xaTNTFGwPm
— 杉本亜未 (@SugimotoAmiInfo) 2016年5月31日
投稿者はマンガ家の杉本亜未(@SugimotoAmiInfo)さん。
上記のツイートでは、「背中が黒くておなかが白いねこはいるのに、どうしてその逆はいないのか?」という疑問がイラストとともに示されている。
@SugimotoAmiInfo
あはは~♪
ホントだにゃぁ(^.^)
— ketty (@nikonikoketty) 2016年6月1日
@SugimotoAmiInfo そう言われればそうだな…何でだろう?!
— 暮維持 飛衛郎 (@crazypierrot_00) 2016年5月31日
これに対し、Twitterユーザーからは続々と共感の声が上がる一方で、次のように解説するユーザーたちも現れた。
@SugimotoAmiInfo 基本は色素の無い白色で、発生過程で色素を作る細胞が脊椎付近に発生→色素と対抗因子のT.ウェーブにより斑紋や縞模様に、初期に色素因子が多すぎると単一色に… で腹まで広がらないところで止まれば、背黒腹白模様に。
— バルカサード (@Valquasard) 2016年5月31日
@SugimotoAmiInfo 腹側に色素細胞が発生する突然変異体は、まぁ淘汰されたのでしょうが、実は生物の色々な模様は「本当にランダムに生まれた中からの淘汰」ではなく、「斑紋や縞模様など、同じルールの初期配置だけで生まれるべくし生まれた中からの淘汰」らしいですぜ。
— バルカサード (@Valquasard) 2016年5月31日
@SugimotoAmiInfo 「波紋と螺旋とフィボナッチ-数理の眼鏡でみえてくる生命の形の神秘」で、最近知ったばかりのネタです。お時間有ったらどうぞ(背黒腹白の話はなかったかもしれませんが、ヤッコダイやシマウマの模様の話が面白く書かれています)
— バルカサード (@Valquasard) 2016年5月31日
@SugimotoAmiInfo @usg_ringo 既に回答出てますが、猫の黒色は「背中からインクを落として染まっていくように・・・」なってますね。発生が脊索(脊髄)からなので、メラニン細胞もそちらから下へという流れのようです。ソックスちゃんは、足だけ染め残しって感じですね
— 薬袋摩耶 (@minai_maya) 2016年5月31日
これらのツイートによれば、背中側が黒くなるのは、色素を作る細胞が脊髄側から発生するためとのこと。ねこたたちの柄にも、きちんと仕組みがあるようだ。より詳しい説明が知りたい方は、ユーザーが紹介しているこちらの書籍をチェックしていただきたい。