日本各地が梅雨入りして、じとじとした日が続いているが、沖縄はすでに梅雨明けを迎え、徐々に本格的な夏が近づいてきているようだ。すると、これから懸念されるのは集中豪雨。みなさんはそのすごさをイメージできているだろうか?
集中豪雨の危険性は雨量の数字だけだとなかなかイメージしにくい.ので,私はよく「1時間100ミリの雨」を重さに換算し,「100キロの力士が1平方メートルあたり1時間にひとり落ちてくる」と解説してます.1時間に150ミリは,極めて危険. https://t.co/sxh9FrSmlC
— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2016年6月21日
上記ツイートは、雲研究者で気象庁気象研究所の研究官でもある荒木健太郎さん(@arakencloud)によるもの。「1時間100ミリの雨」の重さをイラストで解説している。
それによれば、雨量を重さに換算すると、1平方メートルにつき、体重100キロの小ぶりな力士が1人落ちてくるのと同じだという。 たった1時間で100キロ分の水が降ると考えると、かなりの量…。
イラストには小ぶりな力士たちがぎっしりと並ぶ姿が描かれており非常にシュールだが、集中豪雨の危険性が伝わるだろうか?
@arakencloud う、う~ん ... 1時間おきに、ドスン! って言うのも実際のところ変な話だとは思うけれど、危険性や怖さは笑っちゃうけど よく判る。 w
— くりちゃらくん (@kimoto_sami) 2016年6月21日
@arakencloud 重さだけならイメージはしやすいですね。力士並の水が降っていることがどういうことか考えるきっかけにはなるかと。
でも、実際は一時間分が定期的にドスン、というわけではないし…土砂崩れなどの危険を訴えたいなら、落ちてくるのが水だってことが重要なのでは?
— 日明聖 (@akira02tachi) 2016年6月21日
@arakencloud 身を切り刻まれた力士の肉片がボトボトと1時間かけて1人分ずつ落ちてくると思うと気が狂いそうなほど恐ろしいです。
— ξ0 (@xi_particle) 2016年6月21日
これに対し、ユーザーからは「危険性や怖さがわかった」「重さだけはイメージしやすい」という声のほか、切り刻まれた力士というグロテスクな想像をしてしまう人も…。
@arakencloud 豪雨の危険性は、①雨は低い方へ流れること、②現代では建物や舗装部分が多いこと、③排水能力に限界があることでしょうか。つまりは力士一人分しか通れない通路に力士数百人が押し寄せ・・・(以下略
— やまさん (@yamasanzby) 2016年6月21日
さらに、 集中豪雨によって下水道の排水能力を上回ったケースについて、力士でたとえるユーザーも現れた。確かに、力士1人分しか通れないところに数百人が押し寄せたら、間違いなくとんでもない大渋滞が起こる。
実際はより多くの危険性をはらんでいるはずだが、集中豪雨への警戒を強めるのに役立つたとえ話だ。