デジタル技術の発展は、あらゆる分野のクリエイターに多くの変化をもたらしている。たとえば、Twitterなどのネット上で公開されるイラストは、プロ・アマチュアを問わず、デジタルツールを活用した作品が少なくない。
そんななかTwitter上では、絵描きが直面する“アナログとデジタルの違い”に関するマンガが話題となっている。
デジタルで普段絵を描いている人がアナログで、
アナログで普段絵を描いている人がデジタルで絵を描く時。 https://t.co/7NrQvOersv
— 銀執事@.I ω I @ (@ginshituji02) 2016年10月10日
投稿者は、Twitterで数々の日常あるあるネタを描いている、マンガ家の銀執事さん(@ginshituji02)。
上記のマンガでは、普段デジタル派の人がアナログで絵を描くと、修正したいときに「戻るボタン」がなくて悩んでしまう。反対に、普段アナログで描いている人にとっては、そもそもイラストソフトを使いこなすために機能を把握するのが大変で、「根本的に違う」と頭を抱えてる様子が描かれている。
@ginshituji02 @nakaji122nj 自分後者ですね・・・・本当デジタルで描ける人凄いと思う・・・
— おとうと (@yoh_koikeda) 2016年10月10日
@ginshituji02 ff外から失礼します。これめっさわかります!特に後者。長いことデジタルでやってますが、未だに線画だけアナログです…(´・ω・`)
— ヒツジ@褪せ人 (@sheeps_dream) 2016年10月11日
ほんこれ
思わず画用紙の上あたりを探してしまう https://t.co/iVOC0HqObN
— んぐむにゅ (@awasewase) 2016年10月12日
これにはTwitter上の絵師さんたちも、大いに共感した様子。
特にデジタルへ対応できないアナログ絵描きへの共感が多く集まっている一方で、「画用紙の上あたりを(戻るボタンがないか)探してしまう」といったデジタル派ゆえの慣れに同意するコメントも寄せられている。
同じ絵を描くという行為でも、大きな違いが表れるアナログとデジタルという2つの手法。アナログ派が違和感なく使えるツールが登場すれば、こうした苦悩も解決されるだろうか…? このほかにも、それぞれの長所と短所があるので、自分に合う方法を選ぶことが大切なのかもしれない。