13年かけテニプリ登場キャラのほぼ全ラケットを集めた人現る!作者の許斐剛先生「まさに博物館」

原作者・許斐剛先生からのコメントも!
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漫画『テニスの王子様』シリーズのキャラクターが使用するテニス用品を、約13年かけて収集した人が話題だ。

 

登場キャラクターのラケットをズラリと収集
まるでテニス部の部室にいるかのようなラケットバッグの数

画像に写るのは、整然と並んだテニスラケット、ラケットバッグ、テニスシューズなどコレクションの数々。

これらは人気漫画『テニスの王子様』『新テニスの王子様』の登場キャラクターが使用したとされるテニス用品を、投稿者のRACKET MAN(@RACKETMAN333)さんが長年かけて収集したものだ。

テニスシューズもほぼコンプリート!

許斐剛さんによる漫画『テニスの王子様(通称テニプリ)』は、青春学園中等部テニス部に入部した越前リョーマを中心に描かれるテニス漫画。

1999年から週刊少年ジャンプで連載を始め、現在はジャンプSQ.で『新テニスの王子様』を連載している。アニメや実写映画、ミュージカルなど幅広くメディア展開されるほどファンも多く、今回の投稿には約2万件を超える「いいね!」がついた。

反響の大きさに許斐さんご本人も反応。「感心しました」と絶賛するコメントも寄せられ、RACKET MANさんのコレクションのすごさがうかがえる。

キャラクターたちのラケットを収集したきっかけや苦労した点など、RACKET MANさんに詳しく話を伺った。

許斐先生に認知され、人生で一番の幸せを感じた

キャラクターのテニスグッズを収集し始めたきっかけは?

『公式ファンブック 新テニスの王子様10.5巻』を初めて読んだ時に「キャラクターたちのラケットって実在するんだ…!」と感動し、リョーマくんのラケットを親に買ってもらったことがきっかけです。

その後は、バイトできる年齢になってからお金をコツコツ稼いで、少しずつラケットを購入し今に至りました。

越前リョーマが使用したラケット「BRIDGESTONE DYNABEAM GRANDEA」

約13年にわたる収集を振り返った現在の心境は?

コンプリートした時は嬉しさと同時に少し寂しさも感じました。青学ラケットを集めた瞬間に「終わったんだなぁ…」って感慨深くなりました。

でも、金ちゃん(遠山金太郎)のラケットが間違っていたので、誤情報を発信してしまった申し訳なさと「まだまだ続くんだ!」という嬉しさを感じました。

ラケットなどを収集するにあたって一番苦労した点は?

自分が生まれた年ぐらいに発売されたラケットが大半なので、大阪や東京、名古屋などいろんなラケットショップを探し回ったことが大変でした。

フリマアプリにも全然出回らなかったり、出品されても先に買われたり…。見つけることが一番苦労したところです。

原作者の許斐剛先生からコメントが寄せられた時の感想をお聞かせください。

許斐先生からコメントをいただけた時は、頭が真っ白になって夢かなと思ってしまいました。13年間、ずっと好きな作品の生みの親に認知していただけたことが本当に嬉しくて、人生で一番幸せを感じた瞬間でした。

『テニスの王子様』は自分の人生の支えになった作品です。好きになって心から良かったと思います。

ラケットを通してキャラクターへの理解が深まったと感じるエピソードはありますか?

個人的な意見ですが、リョーマくんが使用するラケットが初心者向けのものになっていて、連載当初リョーマくんに憧れて同じラケットを買った人にもテニスを始めやすいように選ばれてるのかなと感じました。

また、MIZUNOのラケットを使うキャラクターが部長だったりキャプテンだったりしていて、何か導いてくれるようなキャラクターが多い印象を受けました。

青春学園中等部の手塚国光部長のラケット

「ペアプリ(※)」で入江奏多くんが「コントロールしやすいからこのラケットを気に入ってる」というコメントを残していて、「ゲームメイクが得意なキャラはコントロール系のラケットを選んでるんだ…!」と、許斐先生のこだわりのすごさに感動しました。

※公式キャラクターガイドブック

U-17選抜メンバーの入江奏多のラケット

現在連載中の『新テニスの王子様』に登場するスペイン戦のキャラクターを除けば、遠山金太郎こと金ちゃんの数量限定のKAWASAKIのラケットがそろうことでコンプリートするというRACKET MANさん。

『テニスの王子様』を愛する気持ちから始まった壮大なる挑戦。RACKET MANさんの推し活は、まだまだ終わりを告げることはなさそうだ。

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