アメリカで「完全無人の自動運転タクシー」に乗ってみた!人間の運転と変わりないタクシーの乗り心地は?

想像してた未来のタクシーそのものだ…!
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完全に無人の、自動運転で走るタクシーが実用化されているのをご存知だろうか。Google関連企業のWaymo(ウェイモ)が2022年3月から運用を開始しており、アリゾナ州では誰でも利用できるようになっているのだ。

この自動運転タクシーに乗った、山口慶明(@girlmeetsNG)さんによる動画ツイートが話題になっている。

自動運転タクシーはWaymoの配車アプリで配車予約をすると、予約地点まで無人でタクシーが走ってくる。もちろん、この時点ですでに無人だ。

後部座席に乗ると自動でドアがロックされ、タクシーが走り出す。目の前にあるモニターに現在位置と周辺の情報が表示されており、一時停止の標識があるとしっかり停止する。動画を見ていても、人が運転しているのと変わりない動きだ。

実際の乗り心地はどうだったのだろうか。山口慶明さんに感想を伺ってみた。

無人が当たり前の光景になる日も近い?

完全無人の自動運転タクシー、乗車したご感想をお聞かせください。

最初は誰もいない運転席に対し、不思議な感覚に加えて若干の怖さも感じました。

しかし、慣れてくると「これが近い未来には当たり前のことになるんだろうな」という実感が湧いてきました。


今回、どの程度の距離(区間)を乗車されたのでしょうか?

6キロ程度です。ホテルから片道3キロ程度のファストフード店までを往復しました。

料金は片道5ドルで、チップなどは不要でした。

ブレーキ時やカーブの際の揺れは気になりますか?

通常のタクシーとほぼ同じだと感じましたが、この車両はEVではないので加速する際のアクセルの踏み込みは少しガツンとくる感じがしました。

ブレーキは急ブレーキなどはなく、丁寧でした。

左折右折もスムーズではありますが「少し運転が荒い人」くらいの曲がり方かもしれません。

 

どのルートを走っているのか、モニターにリアルタイムで表示される

「怖い」と思った瞬間はありましたか?

本気で恐怖を感じるようなことはありませんでしたが「交通量があって信号がない道路での左折(日本では右折)」をするときは、本当に大丈夫なのか少し心配になりました。

 

不慮の事態に備えた案内などはあるのでしょうか?

乗車時に「緊急の際はボタンを押してオペレーターに連絡してください」というような案内がありました。

目的地に到着し、山口さんが降車するとタクシーはその場を去っていった。

日本でも自動運転できる車は実現されているが、このように街中を完全無人の自動運転タクシーが走る日はまだ時間がかかるだろう。でもこのツイートで、少し先の未来が見えたような気がする。

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