世代によって違うかも…!? ドラえもんが青くなった理由
ドラえもんはネズミを怖がったときに青くなったと息子に説明したんだ。出典はドラえもん全百科。そしたら息子がてれびくん11月号を私に見せた。今では、こういうことになっているそうだ。びっくりしたならRT。 http://t.co/SyvdXXImJC
— ね き (@negimin) 2013年11月4日
上のツイートがTwitter上で話題になっている。
てれびくん11月号に「ドラえもんはガールフレンドに丸い頭を笑われ、大泣きしたときの振動で塗装が落ちて青くなった」という設定が掲載されているというもの。
このツイートをしたTwitterユーザーは、てれびくん11月号を見せてもらうまで「ドラえもんが青いのは、ネズミを見た恐怖で青ざめてしまったから」だと思っていたという。
@negimin それ、ドラえもんの詳しい公式設定が無い時代に方倉陽二先生が作った通称「方倉設定」と呼ばれてるもので、今では非公式扱いになってますよー。http://t.co/JHN1djZyLD
— ロペス課長 (@Atsunori_Lopez) 2013年11月4日
このような世代間の齟齬が生じてしまったのは、いわゆる「方倉設定」のため。
豊後高田新聞によれば、まだ公式設定のなかったころ、アシスタントであった方倉陽二氏が1978年から1981年までコロコロコミックで「ドラえもん百科」という、ドラえもんの設定を解説をするギャグマンガを描いていた。
その中に書かれていたのが「ドラえもんはねずみを見て青くなってしまった」という設定。
自分の記憶では,ドラえもんの誕生や青くなる話は当初統一が取れていなかったので,原作者が「2112年ドラえもん誕生」の内容で統一したそうです.その時「泣いた際に黄色が剥がれた」とされた,という話だった気が… RT @negimin https://t.co/7l2AQRowxW
— けいけい 🇻🇳 (@Kei_Kei_Twi) 2013年11月5日
@negimin RTから失礼します。「映画2112年ドラえもん誕生」という映画の中で青くなった理由は画像の説明通りでした。ドラえもん百科ではネズミにかじられ真っ青になったとあったのが映画で耳が無くなった理由と合わせて理由が変わったようです。蛇足でしたらすみません。
— 雨月 (@ugethu) 2013年11月5日
作者である藤子・F・不二雄がこの設定を受け入れなかったため、1995年に公開された映画「2112年 ドラえもん誕生」では別の設定「泣き続けた振動で塗装が落ちて、青くなった」が採用された。
このような経緯があるためにドラえもんが青くなった理由は、「ドラえもん百科」を読んだ世代と、「2112年 ドラえもん誕生」を観た世代とで理解のズレがあるようだ。
とはいえ、「ドラえもん百科」に書かれた設定の中には、「ドラえもんは少しだけ宙に浮いている」など、藤子・F・不二雄が公式設定に採用されたものもあり、これは世代によるズレはないかもしれない。
あなたはドラえもんが青くなった理由、どっちだと思っていましたか?