このコーナーでは、Twitterで活躍する人々にインタビューし、日々のツイートでは見えてこないアカウントの裏側を探ります。

 第2回は、Twitterで毎日「暇カプチーノ」と題して、素敵なカプチーノアートを投稿している「じょーじ」さんにお話を聞きました。

 トゥギャッターなどのまとめサービスやRTによって、彼のカプチーノアートを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 かわいいキャラクターのカプチーノだけでなく、Twitterの流行を追ったネタを盛り込んだカプチーノが魅力的なアカウントです。

 インタビュー前編はコチラ

 今回は、そんなじょーじさんに、Twitterでカプチーノアートを投稿する際のテクニックや今後の展望などをお聞きしました!

 

▼Twitterでのカプチーノアート投稿テクニック

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Twitterのアイコンとまったく同じ姿のじょーじさん
どうやって作っているのかを身ぶり手ぶりで教えてくれている

 インタビュアー   カプチーノアートは、どれくらいの頻度でTwitterに載せているんですか?

じょーじ Twitterには1日3枚くらいが理想ですね。月に100枚くらいを作り続けられればな、と。とはいえ、お店が忙しいときはできないので、「暇カプチーノ」と銘打って、本当に暇なときにやっています。休憩中と仕事終わりに作るのが多いですね。

 インタビュアー   普段、カプチーノアートはどうやって作っているんですか?

じょーじ Googleで画像検索して、それを資料にして描いています。写真はスマートフォンで撮って、そのまま投稿していますね。Twitterクライアントは公式アプリです。投稿した写真は、サービスによってはワンクリックしないと表示されないともあるので、公式のフォトサービスが一番いいですね。

 インタビュアー   キャラクターものだと、描いたカプチーノアートの原作者が反応してくれることも多いですよね。

じょーじ よろこんでいただけます。カプチーノアートって、なぜか絵をマネしても怒られないんですよ。構図やキャラクターをそのまま使っていることもあるので、いつか怒られるんじゃないかと思っているんですが…。

 インタビュアー   原作者がカプチーノアートをできないから、別の手段で描いてもらうことがうれしいんでしょうね。

じょーじ そうかもしれません。あと、僕の中でカプチーノアートは「絵」ではなく、あくまで「飲み物」なんです。なので、飲んで消えてしまう飲み物を問題視しないのかもしれませんね。

 インタビュアー   時事ネタやネットで話題の人物・キャラクターを描くことが多いですが、ネタは常にリサーチしているんですか?

じょーじ ニコニコ動画とついっぷるナビはいつも見ていて、ネットの情報を追っていますね。高校のころから、オモコロ周りのテキストサイトや、2チャンネルのまとめサイトをずっとチェックしていて、ネットのおもしろい話題を追うのは好きなんです。時事ネタを扱うことでフォロワーが増え、著名人も「フォロワーが多いから、この人は安全だろう」と思っていただき、コメントを返してもらえやすいんです。話題のネタを投稿してRTを狙ったり、フォロワーを増やすことも大事ですね。

 

▼カプチーノアートが苦手なのは似顔絵

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じょーじさんが愛用するマシン
大阪から東京まで持ってきていただいた

 インタビュアー   そんな効果もあったんですね! カプチーノアートは我流で学んだとのことですが、作る際のコツってあるのでしょうか?

じょーじ 白いキャンパスに絵を描くとの違い、カプチーノアートは白い部分を別の場所から持ってこないといけません。例えばトトロを描く場合、お腹の模様を白くして、茶色い部分を顔に、顔の周りの背景に、また白を置いて…という感じです。

 インタビュアー   普通に描くのと逆なんですね。黒板に白チョークに描くような。いろいろなものを描かれていますが、苦手なジャンルってあったりするんですか?

じょーじ 似顔絵を描いたり、写真を模写するのは難しいですね。影を作ることが困難なので、いろいろと挑戦している段階です。

 インタビュアー   確かに、コーヒーの茶色とミルクの2色だけですもんね…。でも、芸能人の似顔絵を描くことも多いですよね?

じょーじ なので、よく叩かれてしまいますね…。アイドルやイケメン俳優なんかを描くと、そのファンに「似てない」と言われることも多いです。

 インタビュアー   えっ!? そうなんですか?

じょーじ もちろん、リクエストしてくれた人はよろこんでくれるのですが、その人とつながっている同じ芸能人のファンが怒るケースというのが多いかもしれません。

 インタビュアー   確かに、RTするとその人のフォロワーにも拡散していきますからね…。カプチーノアートは、1杯作るのにだいたいどれくらいの時間がかかるんですか?

じょーじ キレイに泡とエスプレッソを作ることを考えれば、10~15分ほどの時間をかけられます。しかし、お客さんに提供することを考えると、だいたい4~5分くらいが理想ですね。お会計も合わせて、1杯7分くらいの時間のかけ方じゃないと回せないですから。

 インタビュアー   今、こうして作っている間もインタビューさせていただいていますが…。集中が途切れたりはしないんですか?

じょーじ 黙っていた方が集中できますが、作っている間もできるだけしゃべられるようにしています。5分間だんまりというわけにも行きません。練習時でもしゃべりながら集中するのは、本番を想定しての練習ですね。

 インタビュアー   しかし、こうやって作っているところを見るのもおもしろいですね。

じょーじ それはお客さんにも言っていただけますね。反対から見ているので、どんな絵ができていっているのかがわかりづらい。なので、ちょっとずつ「あっ! これを描いているのか!」とわかってくるのがおもしろいようです。

 

▼カプチーノアートの次元を引き上げたい

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じょーじさんが
オモコロで描いたカプチーノアート

 インタビュアー   今後はどんなカプチーノアートを描いていきたいですか?

じょーじ カプチーノアートって結局は絵なので、そのもののクオリティを上げるには絵のうまい下手になってくきます。美大生がカフェアートを学んでしまうと、僕では太刀打ちできないですね。もちろん今後も画力を上達させつつ、カプチーノアートをもう一個上の次元に引き上げたいですね。

 インタビュアー   上の次元に!? 2次元から3次元へということですか?

じょーじ そうです。最近、「3Dカプチーノアート」というのを始めていて、泡をしっかり作ればカップから飛び出したキャラクターが作れることに気づいたんです。

 インタビュアー   立体的なカプチーノアートですね!

じょーじ これまでのカプチーノアートに合わせて、飛び出している造形を泡で作るんです。例えばジョーズを表現しようとしたら、海中のサメは絵で描いて、海から飛び出している背びれだけが立体化しているとか。

 インタビュアー   「カプチーノの中にジョーズがいる」ように見せるわけですね。

じょーじ また、泡だけでなくカップやコースターに描いた絵と、カプチーノアートを一体化させるなど、まだまだやれそうなことは多いな、と。

 インタビュアー   それは楽しみですね!

じょーじ 以前、オモコロで手伝った「カプチーノアートで分かる、カプチーノアートの作り方」という記事のように、カプチーノアートの絵本も作ってみたいですね。夏コミにも応募しているので、受かったら挑戦してみたい。ストップモーションアニメも、Gifアニメ程度であればカプチーノアートでできるんじゃないかと。

 

▼年内に店が持てなければ趣味にとどめる

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「ドラゴンボール」の
孫悟飯を描くじょーじさん

 インタビュアー   完成が楽しみです! じょーじさん個人活動の目標は?

じょーじ やはり、自分のお店を持ちたいですね。東京に帰ってきたいというのもあるので、お店を持つときが東京に帰るとき。移動カフェもいいかなとも思っていて、もしかしたら全国を回ることになるかもしれませんが…。

 インタビュアー   イベント会場にも出張できるので、それもおもしろそうですね。

じょーじ 今年いっぱいカプチーノアートでいろいろやって、移動カフェ開店までこぎつけなければ、就職してカプチーノアートは一趣味にしようかなと…。

 インタビュアー   えっ!? 来年ではダメなんですか?

じょーじ 毎年、大目標を立てているんです。昨年は、「Twitterのフォロワーを6万まで増やす」と決めて、大きな紙に100人単位で数字を書き込み、クリアしたらタスクをどんどん消していきました。そして、大晦日にギリギリ到達できたんです。無理だと思っていましたが、書くことで自分への自信になり、達成できる。今年も開店へ向けて100以上の小さな目標を紙に書いていて、年内にはすべてのタスクを消して絶対に真っ白にするんです。

 

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 というわけで、インタビューはここまで。

 今後もこのコーナーでは、Twitterで活躍するさまざまな人へインタビューを行います。お楽しみに!

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加藤

有限会社ノオト所属のライター。平日毎日更新のおばかポータルサイト「オモコロ」の副編集長を勤める。TwitterIDは@katokato

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