Twitterで増殖し続ける”蝉ガール”その生態に迫る!

繁殖期に騒ぐ女子必見!
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こんにちは、小野ほりでいです。

最近、TwitterやSNSで”蝉ガール”と呼ばれる女性が増えているのをご存知ですか?

今回は、ネット上で蝉ガールと呼ばれる一定数の女性たちの正体を迫ってみたいと思います。

 

<登場人物>

エリコちゃん

パソコンを持ってないのにスマートフォンを買った女性。誰か、パソコンなしでiPhoneをアップデートする方法を教えてあげてください。

ミカ先輩

遺伝子レベルからすべてにおいて、エリコを凌駕する頼りになる上司。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんなのよこの女! 人がフォローした途端に彼氏作ってノロけやがって! どこのお人好しが、赤の他人の恋愛事情を読んでよろこぶと思ってるのよ!

 

エリコちゃん、また仕事中にTwitterを見てるの?

 

先輩! あたしが公の場に自分の恋愛事情を晒すような女になったら、射殺してください!

 

いったい何を言ってるのよ…。

見てくださいよ! この子のツイート!

 

 

 

 

 

恋人が出来た途端に、なんだこの変わり様は!

あら、こんなことインターネットじゃ日常茶飯事よ。

こんなに180°言うことが変わっていいんですか?

みんなだいたいそういうものよ。こういう女の子のことをインターネットでは”蝉ガール”って呼ぶのよ。

 

 

 

 

 

 

 せ、せ、せ、セガール!!!????????

 

 

 

 

蝉ガールよ。

 

 

 

 蝉ガール!!???????????

 

 

 

 

 

 

 

 

蝉ガールって?

 

私生活の恋愛や失恋について、いちいちネット上で騒ぎ立てる女の子たちのことをまとめて蝉ガールって呼ぶのよ。蝉って、繁殖期に大声で騒ぐでしょ?

 

それが嫌だから、非モテの人ばっかフォローしてたのに…。

 

それがそうでもないのよ。モテないモテないって言ってるのは、要するに自分の恋愛事情を公にすることに抵抗がない人だから、むしろ恋人ができたらノロケるタイプが多かったりするの。

 

こ、今週もためになりすぎる~!

 

 

 

 

(おわり)

まだ終わってないわよ。

ダメか。

蝉ガールの生活とネット上の連動関係についてまとめると、こうよ。

 俯瞰したらそうかもしれないけど…俯瞰しないでほしいわ…。

その時その時の恋愛に必死に足掻いたさまを、インターネットは親切にも永遠に保持してくれるのよ。まるで黒歴史の博物館ね…。

く、黒くないわよ!

 

 

 

 

 

蝉ガールの5段階の行動サイクル

 

蝉ガールの発言サイクルは、大きくわけて5つあるの。実際の発言を例に紹介するから参考にしてね。

どんなクズ発言が飛び出すのかしら?

 

 

1.非モテアピール

 

 

 

第一段階は「非モテアピール」よ。自分が幸福な恋愛をできていないことを周知することで、暗に純潔を打ち出すとともに、目下フリーであることを言外に汲み取らせる目的があるの。

 

使いまわし反対!

あと、非モテアピールをする人って、何かと「顔が悪いから」とか「コミュ力が低いから」とか理由をつけたがるけど、すべてのモテない人はモテない原因があるからじゃなくて、モテる原因がないからモテないのよ。努力しなさい。

恋愛強者ならではの手厳しい意見、ありがとうございます。

 

 

 2.はしゃぐ

 

 

第二段階は「はしゃぐ」よ。さんざん自虐したその口で幸福自慢を始めるんだから、世話はないわ。だったら、今までの非モテアピールは何だったの? って話よね。

 

あの…もしかして発言のソースって、私しかないんですか?

そして、このはしゃぎっぷりが伏線になって、次の段階に移るのよ。

 

 

 

3.フラれる

 

 

 

恋愛によって、自分が劇的に変化して全自動で幸せになれるという幻想を持っている女の子は、恋愛とその対象に過度な期待を抱いて負担を与え、やがて破綻する運命を辿りがちなのよ。

 

ウ、ウグゥ~。

ただ付き合っただけではしゃいだりノロケたりするのは、恋愛に期待しすぎている証拠よ。しばらく泳がせておけばおもしろいぐらいの確率で失恋するわ。クックック…。

 

(こ、根性が腐ってる…)

 

 

4.悲劇のヒロインになる

 

 

第4段階は、悲劇のヒロインぶった自虐よ。この段階は、もう次の恋愛への準備期間といっていいわ。

 

先輩、ブロックするんでTwitterのアカウント教えてください。

ギャンブル中毒の人がギャンブルの負けをギャンブルで返そうとするように、蝉ガールは恋愛の傷を恋愛で癒そうとするの。そしてそれがまた新たな傷を生むのよ…。

 

 

 

5.忘れる

 

毎回同じ失敗を繰り返しているのに、性懲りもなく「今回は違う」とエサに食いつく。それが蝉ガールの最終段階よ。

 

 

 

というわけであんた、バンドマンにはもう懲りたって言ってたのに、なんでまたライブへ行く約束してるのよ!

ちょっと! 前のファン抱きバンドマンと一緒にしないでよ! 今回のバンドマンは、ファンを抱いたりしないわ! もしまかり間違って私を抱いたとしても、それはファンとしてではなく一人の女としてよ!

わけのわからない理屈こねてないで、そのスマホよこしなさいよ! 私が断ってあげるわよ!

ちょっ…やめてくださいよ先輩! 自由恋愛! 日本、自由恋愛!

よこせ! よこせ!

放して! はな…ええいままよー!!

ギャアアアアァァァーーーー!!!!

どうして…? いったい何があなたをそうまでさせるの?

先輩…。

(おわり)

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書いた人
小野ほりでい

がんばってイラストも描くライター。人気ポータルサイト「オモコロ」で活動休止中。TwitterIDは@onoholiday