世代によって違うかも…!? ドラえもんが青くなった理由

ねずみを見たから? それとも、泣き過ぎたから?
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 上のツイートがTwitter上で話題になっている。

 てれびくん11月号に「ドラえもんはガールフレンドに丸い頭を笑われ、大泣きしたときの振動で塗装が落ちて青くなった」という設定が掲載されているというもの。

 このツイートをしたTwitterユーザーは、てれびくん11月号を見せてもらうまで「ドラえもんが青いのは、ネズミを見た恐怖で青ざめてしまったから」だと思っていたという。

 このような世代間の齟齬が生じてしまったのは、いわゆる「方倉設定」のため。

 豊後高田新聞によれば、まだ公式設定のなかったころ、アシスタントであった方倉陽二氏が1978年から1981年までコロコロコミックで「ドラえもん百科」という、ドラえもんの設定を解説をするギャグマンガを描いていた。

 その中に書かれていたのが「ドラえもんはねずみを見て青くなってしまった」という設定。

 作者である藤子・F・不二雄がこの設定を受け入れなかったため、1995年に公開された映画「2112年 ドラえもん誕生」では別の設定「泣き続けた振動で塗装が落ちて、青くなった」が採用された。

 このような経緯があるためにドラえもんが青くなった理由は、「ドラえもん百科」を読んだ世代と、「2112年 ドラえもん誕生」を観た世代とで理解のズレがあるようだ。

 とはいえ、「ドラえもん百科」に書かれた設定の中には、「ドラえもんは少しだけ宙に浮いている」など、藤子・F・不二雄が公式設定に採用されたものもあり、これは世代によるズレはないかもしれない。

 あなたはドラえもんが青くなった理由、どっちだと思っていましたか?