図書館で借りた本に挟まっていた一枚の暑中見舞い その宛先に送ったら…
多くの人が出入りし、本を借りることができる図書館では、時に利用する人たちの間でこんな出来事が起きるという。
中学生の頃、図書館で借りた本に未投函の暑中見舞いが挟まっていたので、封筒に入れて事情を書き添えて本来の宛先に送ったら、後日とても丁寧なお礼状が届いたことがあった。数年前に亡くなった若い息子からの葉書で、届いて本当に嬉しかったと。挟んであった本の題名を教えてほしいという内容だった。
— まめそま (@mamesoma) 2015年4月16日
投稿者が中学生のころ、図書館で借りた本に暑中見舞いが挟まっていたので、それを差出人に転送したところ、それは亡くなった息子さんが書いたものだったそう。そして、「その本のタイトルを教えて欲しい」との手紙が返送されてきたそうだ。
思いがけぬ展開に驚きながら借りた本のタイトルを書き添えて返事を送ると、更に丁寧なお礼状が届き、それから数ヶ月後、小さな図書館の寄贈書のコーナーに、葉書が挟まっていた本と同じ作家さんの本がズラリと並んだのだった。
— まめそま (@mamesoma) 2015年4月16日
書名を教えてしばらく経ったころ、その図書館には暑中見舞いが挟まっていた本と同じ作家の本がたくさん寄贈されたという。
まるで映画のような話だが、亡くなってしまっても息子を想う親の気持ちが伝わってくる感動的なエピソードだ。
最近よく図書館で本を借りるんだけど、わりかし綺麗な文庫本とかに寄贈印が押されてたりして、なんでこの持ち主はこれを寄贈したのかなあと考えたりする やさしめファンタジーが好きなので特に
— NAGI/ゆるぽた勢 (@grande_zero) 2015年4月16日
この投稿を読んだ人からは、「きれいな本が寄贈されているときに、なぜ持ち主はこの本を寄贈したのかなあと考えることがある」というツイートが見られた。
もし図書館で新品の寄贈本を見かけた時は、その本にまつわる物語を想像してみるのも、楽しみかも。