図書館で借りた本に挟まっていた一枚の暑中見舞い その宛先に送ったら…

ふとした親切の結果。
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 多くの人が出入りし、本を借りることができる図書館では、時に利用する人たちの間でこんな出来事が起きるという。

 投稿者が中学生のころ、図書館で借りた本に暑中見舞いが挟まっていたので、それを差出人に転送したところ、それは亡くなった息子さんが書いたものだったそう。そして、「その本のタイトルを教えて欲しい」との手紙が返送されてきたそうだ。

 書名を教えてしばらく経ったころ、その図書館には暑中見舞いが挟まっていた本と同じ作家の本がたくさん寄贈されたという。

 まるで映画のような話だが、亡くなってしまっても息子を想う親の気持ちが伝わってくる感動的なエピソードだ。

 この投稿を読んだ人からは、「きれいな本が寄贈されているときに、なぜ持ち主はこの本を寄贈したのかなあと考えることがある」というツイートが見られた。

 もし図書館で新品の寄贈本を見かけた時は、その本にまつわる物語を想像してみるのも、楽しみかも。