近頃メディアでもたびたび報じられている、長時間残業の問題。定時退社を推奨する「ノー残業デー」を作るなど、残業時間を減らす取り組みをしている企業も少なくない。

 現在Twitter上では、残業に関するあるイラストが話題となっている。

 投稿者のAXIONさん(@AXION_CAVOK)によれば、「仕事が増えても社員は減る。しかし、残業時間は今までより削減する」という考え方が成り立つ場合を、流体力学の「圧縮性流体」にたとえている。「圧縮性流体」とは、圧力に応じて密度が変化する流体のことだ。

 上記のイラストでは、水量を“仕事の量”、面積を“社員数”、水面の高さを“労働時間”に置き換えて説明している。仕事の量(水量)が増えたにもかかわらず、社員数(底面積)は減るなかで、労働時間(水面の高さ)も減らすには、圧縮せねばならない。その結果、圧力がかかって放出されるのが熱エネルギーだ。投稿者は、この熱を“社員のやる気”にたとえている。

 さらに、容器の強度は“会社の強度”とも。確かに、圧縮し続けたら熱が逃げ続けるだけでなく、容器にも大きな負担がかかる。最終的には容器が壊れてしまうかもしれない。

 このたとえに対し、Twitterユーザーからは「うちの会社がこれだ!」「なかなか現実に則していておもしろい」といった共感や納得の声のほか、「この後圧力を取り去っても、加熱しないとやる気は元には戻らない」といった意見が寄せられている。

 一方、このたとえに物理の面から指摘も。「圧縮時の熱量をやる気と定義すると、圧縮すればするほど社員のやる気が上がることになる」「断熱容器ならば熱(やる気)が逃げないことになってしまうので、熱は“ストレス”にたとえるほうが自然」といった意見が挙がっている。

 もちろん、仕事の効率化といった“圧縮”は大切だろう。しかし、このイラストが表すように、適正な仕事量と人材の確保も行わなければ、残業時間の削減によってどこかにシワ寄せが来てしまうかもしれない…。

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