何を描けばいいのか決められない人に 絵やマンガのネタを量産する方法

まずは質より量を重視しよう。
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 仕事でたくさんのアイディアを出さなければならない場合、複数人でブレインストーミングをすることが定番となっている。しかし、絵やマンガのネタを1人で考えるときは、どうすればよいのだろうか。

 現在Twitter上では、マンガ家の天野雀さん(@b0mb00)が考案した方法が注目されている。

 「量産脳を鍛える」と題された方法は、ペンとノートを用意し、丸々1冊を一気に使い切るというもの。手順は以下の通りだ。

 1)まず、どんなものでもよいので描いてみる。

 2)よい絵になりそうなら進められるところまで描き、ある程度進めたら、次のページへ。最初に選んだモチーフがいまいちの場合は、さっさと次のページに進める。

 3)そのままページを進め、2~3時間を目安に最後のページまで一気に描く。

 4)よい絵は、ノートを破り、そのまま下書きにしてトレースしてペン入れへ。いまいちの絵の場合は、使える絵になるのかもう一度振り返り、よい絵と同じようにペン入れに回す。

 マンガのネタを考える場合も、まず案を書いてみて話がふくらむかどうかで判断しながら、1~2日ほどでノートを書き切ればよいそうだ。

 ポイントは、気に入ったものだけ描き、いまいちの案でもいちいち引きずらないこと。天野さんいわく、案を出す段階では質より量を重視し、質を気にするのは作り始めてからでよいという。

 この方法は、何を描けばよいか悩んでしまったり、細かいところが気になったりしてなかなか作業が進められない人にオススメとのこと。新しいアイディアが浮かばないと悩む人はこの方法を試してみてはいかがだろうか。