料金が高めの高速バスのメリットは、設備だけじゃない?
全国の都市を結ぶ、高速バス。新幹線や飛行機に比べて移動時間はかかるものの、交通費を安く済ませられるので、旅行や遠征の際に重宝している人も少なくないだろう。
あるTwitterユーザーは、あえて少し料金が高い夜行バスを利用したことで、こんなことに気付いたという。
お高めの夜行バスを利用してみたら、車内がめっちゃ静かやし、遅刻する人も、運転手さんに無理言う人もいないし、めっちゃ快適でした。
快適な座席ではなく、同乗者を選ぶためにお金を使ったことに気付きました。
— さに (@pawm37) 2017年5月5日
バス車内はとても静かで、遅刻したり運転手に無理を言ったりする乗客もおらず、とても快適だったそうだ。そこで、投稿者は「快適な座席ではなく、同乗者を選ぶためにお金を支払った」と感じたとのこと。
高速バスの料金は、シートのタイプやテレビモニター、トイレなどの設備によって差が出るものだが、結果的に乗客マナーもよかったというのは、うれしい誤算と言えるだろう。
面白いな。でもよく考えたら、これって昔の等級制の論理なんだよね。一等車、ファーストクラスの本質は、豪華さでも手厚いサービスでもなく、快適さを損なう人々を排除できるところ。料金を下げ、排除の論理をごまかして来たのがグリーン車ってやつなんですが、高速バスの世界は実にストレートですね。 https://t.co/0AFe6AAIie
— 広岡 祐 (@yu_speedbird) 2017年5月7日
@takanobu888 欧州では、高級ファッションを身に付けたり一等車に乗るのは、社会的責任感もマナーも十分ある人だけに許されると考えられているとか。欧州の一等座席は二等より特に豪華ではなく、落ち着いた雰囲気に倍近い運賃を払っています。対極はグリーン車でしょう。
— 地図フリーク (@kz_tan1) 2015年10月1日
これに対し、別のユーザーからは、かつての鉄道で定められていた「等級制」の一等車や飛行機のファーストクラスも同様の考え方という意見が寄せられた。また、「ヨーロッパの一等座席は二等と比べて倍近い運賃だが、その分造りが豪華なわけではなく、落ち着いた雰囲気」という声も。
@pawm58 こういうことにお金を出せる人同士だと、品行の良い人と一緒になる確率がグッと上がるだろうけど、確率が高いだけで、今回は期待通りに運が良かったというのが正解やと思います
あまり宣伝すると、わがままな小金持ちが同乗してきますよ
— 花咲一期 (@ichigohanasaki) 2017年5月8日
@pawm58 その通りだと思います。ただ、金があってもマナーが最悪な人もいるし、金がなくても素晴らしい方もいらっしゃると思います。全員が周りのことを考える力があればいいんですけどね。
— nakka (@nakka_8810) 2017年5月8日
一方で、「マナーのいい乗客と一緒になる確率は上がる」と投稿者の感想に同意しつつも、高い料金を払える客層でもマナーが悪い人はいるといった指摘も寄せられている。
みなさんは、高速バスの安さと快適さのどちらに、より大きな価値を見出すだろうか?