強い毒を持つ外来種のアリ「ヒアリ」が兵庫県で見つかったのを皮切りに、名古屋や東京などでも発見され、連日注意が呼びかけられている。
そんななかTwitter上では、ヒアリに関するとあるアカウントが話題となっている。
7月9日にヒアリと疑われたアリです。どうやらいろんな場所でケアリの飛行があったらしく、二位のシリアゲアリにダブルスコアをつけました。他はけっこうドングリでした。
ヒアリですか?というリプより、これは何というアリですか?や〇〇アリですか?というものが増えてきました。 https://t.co/lA2AoU21KC
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月10日
この1週間のデータをまとめてみました。日本のものに限りました。この1週間で、最もヒアリではないかと疑われたのはケアリでした。また、ヒアリと思われるアリは、日本産では一つも報告されませんでした。 https://t.co/3ddFI5F4kc
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月12日
こちらは、ユーザーから寄せられたアリの写真を元にヒアリの判別をしている、ヒアリ警察(@_Solenopsis)さんのアカウント。今月5日に開設されたばかりだが、フォロワー数はすでに4万2000人を超えている(7月12日現在)。
アリの種の判別だけでなく、判別したアリの種類と数をグラフにまとめるなど、ヒアリに関する情報の発信も行っている。
@_Solenopsis
家の前にいたアリですが、これはヒアリですか? https://t.co/NfO2MTEaDp
— 🚃きてほ♡クレア🚃 (@Crea_kiteho) 2017年7月9日
ヒアリではありません。ウメマツオオアリです。 https://t.co/MO5LFQc2Q2
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月9日
このように、発見したアリの写真を添付して「ヒアリですか?」と投げかけると、判別してくれるので、多くのTwitterユーザーから問い合わせが寄せられている。
ヒアリではありません。よくお世話になります。
リと文字数しか合ってないじゃないですか。 https://t.co/87y8rmUphq
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月7日
ヒアリではありません。ヒチョリです。通算で見るとそれほどでもないですが、怖いバッターでした。 https://t.co/ibdEBp9QXo
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月7日
本当に知りたがっている人もいらっしゃつので、ほどほどにしてくださいね。 https://t.co/nojVerqfgT
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月7日
これまでにいくつか取材のご依頼をいただいておりますが、アカウントの性質上、身分を明かすつもりはございません。ここでの同定も、専門家のものではないため参考程度にお考えください、と申しております。ヒアリの生態についても詳しくはありません。あくまで見分けるだけ、です。ご了承ください。
— ヒアリ警察 (@_Solenopsis) 2017年7月11日
また、一部のユーザーからは、家具・インテリア用品量販店の「ニトリ」や元プロ野球選手の「森本稀哲(ひちょり)さん」など、ヒアリに語呂が似ている無関係な写真も送られてきて、大喜利状態に…。
ヒアリ警察さんは「本当にヒアリの情報を知りたい人もいるので、ほどほどに」とコメントしている。また、ヒアリの専門家ではなく生態に詳しいわけではないため、判別の結果についても「あくまで見分けるだけ」とのこと。
もし疑わしいアリを発見した場合は、ヒアリ警察さんに聞いてみるとともに、環境省外来生物対策室の資料(PDF)を参考に、見分けてみよう。ただし、絶対に素手では触らず、不安に思ったら各地方環境事務所または管轄の保健所に通報を。