水族館でエイがイカをパクリ! ショッキングな捕食に悲鳴が上がる…

同じ水槽内に入れる理由を聞いた。
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 レジャースポットとして、人気が高い水族館。館内では、海の生き物たちの生態をゆっくりと楽しむことができる。

 現在Twitter上では、エイが取った衝撃的な行動が注目を浴びている。

 神奈川県横浜市の「八景島シーパラダイス」の水族館内で目撃されたエイの様子。よく見ると、同じ水槽内で飼われているアオリイカをくわえているではないか!

 イカが墨を吐きながら抵抗するも、とうとう捕食されてしまった…。周囲から悲鳴が上がるほど、ショッキングな光景である。

 Twitterユーザーからは「腹が減ったのはわかるが、目の前で食べずに奥の方でこっそり食べてほしかった」という声が寄せられた一方、「自然の摂理」との意見も上がった。

 また、ほかのユーザーから「去年はイワシを食べていた」という報告も。たまたまお腹が空いていたのか、それとも、ただの食いしん坊なのだろうか…。

 エイがほかの生き物を捕食することについて、八景島シーパラダイスに問い合わせてみた。

 

Q. エイが水槽内のほかの生き物を捕食することは、頻繁にあるのでしょうか?

A. 私たちが普段確認する限り、結構珍しいことだと思います。水槽内の生き物には、それぞれの個体に合わせたエサを、適切な量与えています。今回は、たまたまお腹が空いていたため、このようなことが起きたのではないでしょうか。

Q. 肉食動物と、捕食される可能性のある生き物を同じ水槽に入れておくと、こういったことが起こるが、それでも一緒に展示するのはどうしてなのか?

A. 当施設では、生き物をできるだけ自然な形で鑑賞していただくために、水槽内を実際の生息環境に近づけています。捕食・被捕食関係にある生き物が共生することで、よりリアルな生態を楽しんでいただけるのではないかと思っております。

 

 捕食する生き物と捕食される生き物が、同じ環境で生きる姿こそが、自然な形といえるのかもしれない。水族館に行ったときは、生き物単体に注目するだけでなく、水槽全体の環境を観察すると、より楽しめるはずだ。