プラスチックのパーツを組み合わせて作るプラモデル。市販のものをそのまま作るのもよいが、アレンジを加えて自分だけのオリジナルプラモデルを完成させるのも格別の楽しさがあるだろう。
現在Twitter上では、そんなプラモデルの表面をピカピカの鏡面仕様にできる便利アイテムが話題となっている。
説明しよう!「例のクロス」とはミネシマから発売の「プラスチック磨きクロス」の事である! この製品はあらかじめ布地の中に研磨剤が染み込ませてあるため直接プラスチックをこするだけでピカピカの鏡面が作れる上、コンパウンド使用時のような白い粉もほとんど出ないという快適研磨素材なのである! https://t.co/DA7oFLwkiX
— 旧三ツ尾(ほぼ休眠垢)😴 (@hobbyshopmitsuo) 2017年11月7日
東急ハンズ渋谷店の模型コーナーを担当する投稿者が“例のクロス”と紹介しているのは、ホビー用工具で有名なミネシマが販売する「プラみがきクロス」(税別450円)。
あらかじめ布地に研磨剤が染み込ませてあるため、直接プラスチックをこするだけで表面を鏡面仕様にできる。『ガンダム』シリーズのハロと『スターウォーズ』シリーズのストームトルーパーの模型でビフォーアフターの様子を並べているが、その光沢の違いは歴然としている。
「例のクロス」補足説明その3 「プラスチックみがき」と言っても全ての樹脂素材に適しているわけではなく、「アクリル、ABS、ポリスチレン、レジン」あたりに効果があります。(サンプルのストームトルーパーは2液硬化レジンです) 軟質樹脂ポリプロピレン、ポリエチレン等には向かないと思われます。
— 旧三ツ尾(ほぼ休眠垢)😴 (@hobbyshopmitsuo) 2017年11月8日
「例のクロス」補足説明その4 樹脂を直接研磨仕上げするにはとても良いのですが塗装面に使うのは一考です、磨きすぎると下地が出る、削り取られた塗膜の樹脂がクロスに詰まる等の注意が必要です。車の模型の透明部品等を磨く際は力の入れ過ぎで部品を傷めないようにしてください。
— 旧三ツ尾(ほぼ休眠垢)😴 (@hobbyshopmitsuo) 2017年11月8日
「例のクロス」補足説明その5 素材に対して研磨粒子が粗く「線キズ」が出るような場合は模型メーカー製のもっと粒子の細かい「研磨用コンパウンド」を使いましょう。「メガネレンズに使えるの?」の質問がありましたが、やめておいたほうがいいと思います。
— 旧三ツ尾(ほぼ休眠垢)😴 (@hobbyshopmitsuo) 2017年11月8日
「例のクロス」補足説明その6 研磨作業自体に特別技術は要りませんが、「根気」だけは必要です(^^)時間をかけて磨けば磨くほど平滑な面になる一方、突起部分などがあると角が丸くなったりしますのでこの点は注意が必要です。
— 旧三ツ尾(ほぼ休眠垢)😴 (@hobbyshopmitsuo) 2017年11月8日
さらに投稿者は、この製品の使用上の注意をまとめている。内容は以下の通り。
・「プラスチックみがき」という名だが、すべての樹脂に適しているわけではない。アクリルやABS、ポリスチレン、レジンあたりに効果があり、軟質樹脂ポリプロピレン、ポリエチレンなどには向かないかもしれない。
・塗装面を磨きすぎると、下地が出たり、削り取られた塗膜の樹脂がクロスに詰まったりなどの恐れがあるので、注意が必要。車の模型など透明部品を磨く際は、力の入れ過ぎで部品を傷めないように。
・素材に対して研磨粒子が粗く「線キズ」が出るような場合は「研磨用コンパウンド」を使ったほうがいい。
・時間をかけて磨けば磨くほど平滑な面になる一方、突起部分などがあると角が丸くなることがある。
なお、いくら透明感が出るからといって、メガネのレンズに使うのもやめたほうがいいとのこと。以上の特徴をよく理解して、プラモデルのアレンジに活用してみてはいかが?