【インタビュー】『ドラクエ10』の寝落ち対策で自転車に乗ったら、レースに優勝し世界を旅するようになった

ものすごい脚力を持つ勇者だった
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 Togetterで日々作られているまとめには、ビックリする行動を披露する人も登場する。今回ご紹介するのはみぞさん(@groovy722)こと、豊橋技術科学大学の溝口哲也さん。

  2017年1月20日、溝口さんのツイートを元にした「ドラクエ10の寝落ち対策のために自転車を始めたらレースで優勝したり世界中に行くようになった」というTogetterまとめが作られ、話題となった。

 TwitterユーザーならびにTogetterのまとめには「リアル小野田坂道」「おお勇者よ。誰がここまでやれと言いましたか」と、感心する声がたくさん集まっている。

 溝口さんが『ドラゴンクエストⅩ』(以下、ドラクエ10)を始めたのは発売日の2012年8月2日からで、ちょうど自転車に乗り始めて半年後のことだったそう。この5年間、ドラクエ10と自転車ライフをどのように送ってきたのか聞いてみた。

自転車に乗ってドラクエ10を最大5時間

元々自転車に乗られていたようですが、自転車歴は何年になりますか?

溝口さん:高校入学時に始めました。自転車歴は6年になります。

ドラクエ10を始めたころは自称「オンゲ廃人」とのことですが、1日何時間ほどプレイ(=自転車に乗っていた)のでしょうか。

溝口さん:高校1年生の夏休みでしたので、朝から晩までやっていました。アクセスが集中する時間は狩場が混むので、明け方など一日中やっていました。

ドラクエ10には「元気玉」という30分だけ経験値が2倍になるアイテムがあるので、それと自転車トレーニングを組み合わせて30×〇本というようにレベ上げプランを組んでいました。多い時には200km(約5時間)ほど自転車に乗りながらプレイしました。

ハンドルにコントローラーを固定するのは大変だったのではないでしょうか。

溝口さん:Wiiリモコンをフレームのボトルケージ(飲料水を入れる場所)に入れて、そこからクラシックコントローラをハンドルまで持ってくるとケーブルが丁度よい長さなので、固定というよりは引っ掛けてあるだけでした。それよりも、トレーニング中はものすごい発汗量なので、汗でコントローラーが壊れないか心配でした。

今後自転車で走ってみたいところはありますか。

溝口さん:自転車乗りのレベルがだいぶ上がったので、ドラクエの主人公と同じように徒歩旅行者に転職してみようと思いました。なるべく大阪・東京間を直線に移動し、自転車では通れない登山ルートで南アルプスを越えます。ひとり旅ですが、道中でドラクエのように仲間ができたら嬉しいです。

自転車の旅行としては、次の夏休みにアフリカのナミブ砂漠周辺の自転車旅を計画しています。

ーーありがとうございました!

 今後も『ドラクエ10』だけでなくリアルな自転車の旅を続けていくようだ。さらなる活動に期待したい。