観光名所「オランダ坂」など、坂の多いまちとしても有名な長崎県長崎市。Twitterでは、羊食べる(@hitsuji_eat)さんが長崎市内の坂道で発見した「ある乗り物」が話題になっている。
今日もまたすごいものを見てしまった、その名も斜面移送システム水鳥号。専用のカードがないと乗れないらしいけどこんな路地に突然電話ボックスみたいなリフトがあるんだから迫力がすごい。坂をのぼれない高齢者の方の救世主。 https://t.co/wpid0LLsaK
— 羊食べる (@hitsuji_eat) 2018年3月22日
電話ボックスのような見た目のこの乗り物は、長崎市が階段を登るのが困難な高齢者の移動を助けるために設置した「斜面移送システム」の1つだそう。長崎市によると、市内には同じものが全部で3つ設置されているとのことだ。
内部の様子はこちら
ボックスの中には椅子があって二人まで乗れる。下部駅、中間駅、上部駅で停まれるようだけどよくできたことに中間駅で降りると目の前に公民館がある!便利だね〜 https://t.co/cM1oQFdZyI
— 羊食べる (@hitsuji_eat) 2018年3月23日
Twitterユーザーからは「初めて見た」「農地のゴンドラ『モノラック』のよう」と珍しく感じる声が。一方、長崎在住と見られるユーザーには「長崎市内では有名だと思っていた」という人もいて、独特のものとは知らなかったようだ。
かつては「荷運び馬」と呼ばれる馬が活躍していたり、現在でもごみの運搬にそりを活用したりと、長崎市では坂の多い地域ならではの様々な工夫がなされてきた。長崎に行った際にはこうしたその土地ならではの取り組みを探してみるのも良いかもしれない。