これが職人の本気かっ!パン一斤をどこまで薄く切れるか挑戦した結果、ミルフィーユ化に成功する
パン屋さんで食パンを買うと「6枚切り」や「8枚切り」など希望の枚数でスライスしてくれるが、パン一斤は何枚までスライスできるのだろうか。その答えを目指して挑戦した人がいる。
千葉県流山市の「小倉ベーカリー」にお勤めのじゅん@おぐべーぱん魔王(@J_buriburi)さんは「スライサー」を使って食パン一斤をどこまで薄く切れるか挑んだところ、なんと「47枚切り」に成功した。
食パン薄切り選手権を一人で開催してみた。
結果47枚に切れました。
自己ベスト更新です! https://t.co/mGrUzGy6yw
— じゅん@おぐべー (@J_buriburi) 2018年5月18日
まるで薄切りハムのような驚きの薄さにTwitterユーザーも「すげえなこれwww」「食パンってこんなに薄く切れるものなの!?」と絶賛している。
ところで「スライサー」という機械だが、これを使えば誰でも切れるのでは、と素人は思ってしまうが実際はどうなのか。じゅんさんから詳細を教えていただいた。
@muruletutu がっかりされるかもしれませんが、これはパン屋さんの昔ながらのスライサーがあるんですけど、それで切りました。
ただこのスライサーも意外に技術と慣れが必要なもので、ここまで薄く切るのは難しいとされております(´ヮ`;)
— じゅん@おぐべー (@J_buriburi) 2018年5月20日
じゅんさんが使用したのは「手動式のスライサー」ということなのだが、お店のオーナーによると、30年くらい前からあるものだそう。
また、このスライサーは最新式のものではないだけに、扱いには切る側の技量が必要となるという。
「最新のオートタイプとは違って、パンをスライスする時に数値などを自分で設定する必要があります。さらに、パンを手で押さえる力と引っ張る力とを自分で調整しながら切らないといけないので、切り手の技量によって切り方が変わります。なので、切る人が違えば力加減も変わるので、切る枚数が同じでも設定数値も変わります」(じゅんさん)
やはりスライスする側の経験と技量も必要だったのだ。
47枚切ったあと、じゅんさんはスライスした食パンでこんなものを作ってしまった。その名も「47フィーユ」だ。想像より遥か上をいく美味しさで、完全にミルクレープの味だったという。
47枚地道にクリームを塗りたくり、
題して「47フィーユ」が完成!!
パンとは思えない食感で、想像より遥か上をいく美味しさでしたε٩(º∀º)۶з https://t.co/bNYYP3fvJx
— じゅん@おぐべー (@J_buriburi) 2018年5月19日
さすがにこの「47フィーユ」を食べることは難しそうだが、再びパンの薄切りに成功した暁には、せめてTwitter上で拝見したいものだ。