大牟田市動物園「今後、ホワイトタイガーは飼育しません」とパネルで説明、その理由に大きな反響

こういう現実を知るのは大切
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 珍しいホワイトタイガーを飼育している福岡県の大牟田市動物園。しかし、同園は「今後、ホワイトタイガーは飼育しません」という宣言とその理由を説明するパネルを展示しており、大きな反響を呼んでいる。実はホワイトタイガーは、人工的に交雑を繰り返し維持している動物で、野生動物ではないのだ。

 投稿者のハナダ(@hanada_03)さんは、かっこいい・かわいいといった動物の魅力だけでなく、抱えている課題や理由を知ってもらおうという姿勢から「より動物のことを知ってほしい、大切にしよう」という気持ちを感じたそう。

 反響を受けて大牟田市動物園は、公式ツイッター(@omutazoo)で「ホワイトタイガーに関しては誤解が多いため、事実を記載した」とパネル展示の意図について説明するツイートを投稿した。

  

 また、Twitterユーザーからは「ホワイトタイガーって種類かと思ってた」「現実をしっかり教えて考えさせる動物園なんだな」「教育施設としての動物園の姿」などの反応があった。

 大牟田市動物園は飼育中のホワイトタイガー「ホワイティ」を少しでも長生きできるよう大切に飼育していくとパネルで説明している。動物園をエンターテイメントとして楽しむだけでなく、こういった現実もしっかりと受け止めていきたい。

※この記事のツイートはハナダ(@hanada_03)さん、【公式】大牟田市動物園 Omuta City Zoo(@omutazoo)さんの許可をいただいて掲載しました。
記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。