自宅に古いパソコンが眠っているという話は割とよくある話だ。その場合主に1980年代のNEC・PC-8000シリーズや富士通のFM-7、シャープのMZシリーズなどが発掘されることがあるが、今回ほど古いパソコンが掘り起こされる事例は珍しいかもしれない。

 An-225@ハッピーノージョブ (@B747200)さんは、祖母の家にあったというパソコンについてTwitterに投稿した。このパソコンはシャープ製の「MZ-80C」で、なんと1979年に発売されたものだ。

 この当時のパソコンの記憶媒体はカセットテープ。カセットテープの存在すら知らない世代がいる中で、説明書もなく動かすことは難しいと思われたが、投稿を見たTwitterユーザーから助け舟が送られた。

 最大の助っ人はシャープの公式アカウント(@SHARP_JP)。この騒ぎを聞きつけたのか、当時のマニュアルなどを無料配布していると投稿者に案内した。さすがだ。

 なんとか電源を入れ、あるところまでは動いたが、このパソコンはそれだけでは動いたことにならない。起動ディスクに相当するものと、ソフトウェアが記録されたカセットテープが必要なのだ。投稿者はこれらのカセットテープも探し出し、Twitterユーザーの助言を得てついにそのパソコンは動き出した。

 動き出した様子を見たTwitterユーザーたちは「ロマンを感じるな…」「この時代のPCが懐かしい」と感無量に。こちらに実際に音を出して動作している様子の動画があるのでぜひ見て欲しい。

 70~80年代のパソコンは電源さえ入れれば動くわけではなく、OSにあたるカセットテープも無事に残っていなければならない。カセットテープのデータは経年劣化などで割と簡単にデータが読めなくなる。そのため当時のユーザーたちは別のカセットテープにコピーしていた。この本体がまともに動くことがどれほど稀有なのかおわかりいただけただろうか。

 MZ-80Cは、故人となった投稿者の祖父が使っていたものだとのこと。今頃この騒動を知って微笑んでいるかもしれない。

※この記事のツイートはAn-225@ハッピーノージョブ (@B747200)さんの許可を得て掲載しています。
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