祖先の霊を祀る日本の夏の行事、お盆。地域によって様々な風習が存在する。その中でも岩手県の一部地域で行われているらしい、特に珍しい風習がTwitterで話題になっている。
会社でお盆の話になり
岩手出身の私「うちは8月だけど東京は7月なんですね」
東京出身の先輩「そうなのよね〜」
長崎出身の先輩「うちの方は精霊流ししたり爆竹するよ」
私「へ〜皆違って面白い!あとお盆と言えばお墓の上に昆布ですよね!」
二人「何を言ってるの…?昆布を…墓に…?」
私「えっ」 https://t.co/UU2gM9hu1D
— 田中てこ (@tanakateco) 2018年7月22日
このツイートを投稿した田中てこ(@tanakateco)さんの地域では、なんとお墓の上に大きな昆布を置き、その上からお水をかけるのが習わしだそう。田中さんは「生まれてこのかたこれが全国共通だと思っていた」そうで、地方の風習と知って大変驚いたようだ。
生まれてこのかたずっと…ずっとこれが全国共通だと思ってた…お墓にでっかい昆布置いて上からお水かけるのは地方の風習だったなんて………ショックがでかい………
— 田中てこ (@tanakateco) 2018年7月22日
不安になった田中さんは幼馴染にも昆布の風習について聞いてみたが、返ってきたのは「見たことなら…」という返事だったそう。どうやら、かなり限定された地域・宗派で行われている風習のようだ。
幼馴染2人からは「見た事なら…ある…」っていう証言がとれたんだけどもしかしてあれかな、お墓に昆布を乗せるのは想像以上に少数民族なのでは???幻レベルなのでは???
— 田中てこ (@tanakateco) 2018年7月23日
この投稿を見たTwitterユーザーからは「なぜ昆布…?」といった疑問の声や、「宮古、北上、釜石、花巻、水沢あたりで見かけた」「うちでもやっていてお茶をかけた」と風習の存在を確認できる声も上がった。
建碑式のお供え物に昆布が使われることはあるが、墓石の上に乗せるのはやはり岩手県の一部地域ならではのようだ。
お盆の風習は地域によって千差万別。当たり前だと思っていた風習も、もしかしたら地元限定のものかもしれない。身近な人と地元の風習について話してみれば、新しい発見があるかも。