暖を取るには1日10Kg以上の薪が必要…「薪ストーブ」で冬を越すのはかなり厳しい話だった

薪割りもけっこうキツイ
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 平成30年北海道胆振東部地震の影響で、北海道全域で停電が発生した。問題はいろいろあるが、被災した北海道の人たちはもちろん、他の地域の人たちも電気の重要性をあらためて考えたことだろう。

 そんな中、北海道では土地の広さなどから「薪ストーブが使えるのでは?」という声がネット上で上がったが、実際に薪ストーブで暖を取ろうとすると大変な労力がかかることを詳しく説明したツイートが注目された。

 folings 🍆(@folings)さんが投稿したツイートによると、まずは自宅の横に薪小屋を建て、7月頃から丸ノコで薪割りし、乾燥を行う…といったさまざまな過程を経るという。

 仮にここまで出来たとしても、薪ストーブで十分な暖を取るには1日10Kg以上の薪が必要になり、5人が暖まるためには樹木1本が必要となるそうだ。さらに、薪では灯油やガス・電気などのように火力調整もできないので、薪はあっという間に燃えてしまう。

 Twitterユーザーからは「まず家の横に薪小屋を建設…はい、終わったーーー!」と困難さへの反応や「親戚は薪ストーブをやめた」「今の北海道に導入するのは無理」などの現実的な感想が出てきた。

 薪ストーブの持つ、ナチュラルで古き良き時代を醸し出している雰囲気にはちょっと憧れを抱いていたが、実際は薪ストーブを使っていた昔の生活のほうがずっと厳しいものだったのだ。

※この記事のツイートはfolings 🍆(@folings)さんの許可を得て掲載しています。