渋谷の夜景スポットでカップルに被弾しつつ【クリスマス危険・安全地帯マップ2019ver】を作ってみた

平日だからといって油断して被弾しないよう注意が必要
0

こんにちは、ライターのツマミ具依です。

「クリスマス=恋人のイベント」となった背景をご存知でしょうか。一説によると松任谷由実さんの楽曲『恋人がサンタクロース』が流行したことかららしいです。発売が1980年ですから、もう40年近くこんな茶番につきあっているわけなんですね。
※『恋人がサンタクロース』はとてもいい曲です

恋人がサンタクロース??サンタクロースが恋人でなく??

ですので「クリスマスは恋人と過ごす」という世の空気に押しつぶされそうな人は、いい加減目を覚ましていただきたい。今年はただの平日です。平らな日です。

と言いつつ、独り身に手厳しいことをいうとさらに追い詰められそうなので、今日はトゥギャッチ編集部監修のもと

【クリスマス危険・安全地帯マップ 2019年Ver.】を作成したのでお届けします。

山手線沿線は危険という仮説

昨年公開した「クリスマス危険・安全地帯マップ」を眺めていたら「山手線沿線がかなり危険」という確信を得ました。

昨年度版に山手線を重ねてみると…山手線危険じゃないか!

今年のクリスマスは平日だからといって安心はできません。平成から令和へと変わったこのタイミングで誕生した新しいスポットもあります。

トゥギャッチ編集部からの雑な指令

今回は編集部から新たに依頼されたスポットを主に紹介していきます。恋人たちが幸せそうな様子から回避するのもよし。あえて身を投じるのもよし。ご活用ください。

令和元年の危険地帯は、天国にいちばん近い地獄

渋谷スカイ(渋谷区)危険度100%

東京の夜景をフルで眺められます…!

危険度100%を叩きだしたのは、「渋谷スカイ(SHIBUYA SKY)」。2019年11月にできたばかりの新名所です。危険か安全かとかいう前に、ココ、めちゃくちゃいい。

230mの高さを誇るビルの屋上をまるまる使った展望台は360度見渡すことができ、頭上に遮るものがなく夜景がどこまでも広がります。まるで東京中の夜景を全身に浴びるようです。すごすぎる。

間違いなく、自分の夜景観測史上ナンバーワンをたたき出してしまいました……。


しかし、当然ながら、恋人たちの絶好のスポットでもあります。もちろん、自撮りをします。なんでしょう。この自撮りポーズをしているときは、何か結界が張られているようなオーラがあります。もし、結界を壊したい衝動に駆られて「お撮りしましょうか?」と言いたくなっても、余計なお世話です。やめましょう。

リッチなソファ席が設置されているのもニクいところ。普通、野外にあるイスなんて防水性のある硬い素材じゃないですか。なのに、ちょっといい飲食店にあるような手触りの良いソファで「雨の時どうするんだ?」と不思議でなりませんでした。カップルがいてもソファの素材に集中すれば大丈夫です。

「クラウドハンモック」という設備に横たわる人々。このクッソ寒い時に…

なかでもショッキングだったのは、ピロートーク的なゾーンもあったことです。これはまずい。身もだえる人が多発しそうです。つい「見ちゃいけません」と、いるはずのない子どもの目を覆いたくなりました。

天にまで伸びる光線も、異次元レベルで美しい。光量が強く、上空の雲が光で照らされ、なんとも幻想的です。屋上と立地の高さを活かした貴重なパフォーマンスです。危険度100%としながら、独り身の孤独を吹き飛ばすような絶景で、取材趣旨を忘れそうになったのも事実。それくらい、大満足でした。

ラクーア - LaQua(文京区)危険度70%

遊園地、イルミネーション、観覧車。カップルの出現する条件が全て揃っています。癒しを求めてスパラクーアに行ってもカップルが多発し、そもそも混雑が予想されリラックスできないので危険です。息苦しくなったら、すぐ隣のウインズ後楽園(場外馬券売り場)へ逃げてください。ここが本当のオアシスだと感じるはずです。

表参道(港区)危険度80%

道の両側に煌々ときらめくブランドショップとイルミネーション。歩道はいつも以上に人で溢れかえっていて歩くのも大変です。表参道は普段行っても「お前はお呼びでない」と言われているような気がして居心地が悪いので、「こっちからお断りだ」という気概で避けましょう。

恵比寿ガーテンプレイス(渋谷区)危険度90%

毎年恒例のクリスマスツリー(高さ10m)

約10万球もの光でライトアップされた恵比寿ガーデンプレイスは、ヨーロピアンな雰囲気が広がる空間も相まって、クリスマスの完成度が高い場所です。中心にそびえ立つ約10メートルあるツリーは、独り身の孤独にとどめを刺すような鋭さを持っているので、近寄らないでください。

五反田(品川区)危険度70%

今年もピンク街(物理と精神)

五反田はサラリーマンが集う飲み屋街を擁しているので安心……というのは大きな誤り。目黒川沿いの桜並木がピンク色にライトアップされ、ひねくれ者にはいかがわしい雰囲気としか映りません。五反田はラブホ街でもあるため、突然横道に逸れて消えるカップルが散見されます。消えたいのはこっちだ。

カレッタ汐留(港区) 危険度80%

12/21〜25日までは入場規制があるそう。規制しても行くやつは行く

人気が集中するイルミネーションスポット「カレッタイルミネーション〜Arabian Night〜」。Webサイトを見るとクリスマスには整理券まで配布する構え。さらに「2020 年 2月14 日まで開催しておりますので、 ゆっくりとご覧いただくには、混雑ピーク時を避けてお越しいただくことをお勧めいたします」とアンダーラインで強調されているほどです。わざわざクリスマスに来るなというお達しの通り、行きたいなら別の日に行きましょう。

秋葉原(台東区)危険度60%

道路の向こう側に行けば一命はとりとめられるはず

オタクの聖地に行けば気が休まるだろうと、秋葉原に行っても電気街口改札を出て右に曲がってはいけません。UDXに行ってしまうとこの通り。イルミネーション、そしてオープンカフェでお茶を楽しむ人で、囚われの身になってしまいます。電気街口改札を出たら迷わず左へGO。ヤマダ電機やラジオ会館が迎えてくれて、安心してメインストリートにたどり着けます。メイドさんの呼び込みがいつもより心に染みるはず。

ディズニーランド(千葉県)危険度120%

危険地帯を語るならココは外せません。これは、クリスマス当日のディズニーランドの様子。平日でさえ大人気のディズニーランドは、クリスマスだとなおさらカップルが蔓延り、シンデレラ城前では永遠に写真を撮り続けるという光景を見せつけられます。だが、アトラクションはいつもより少し空いているようなので、ディズニーガチ勢なら構わず楽しんでいただきたいです。

次ページからは安全地帯を紹介、穏やかな日常を過ごしたければここへ行け!