「これでダメなら出席とは何なのか」大学の授業にリモート出席させた「自分の分身」が前衛的すぎる
分身ロボット「OriHime」の開発者である吉藤オリィ(@origamicat)さんは、大学時代に作り授業にリモート出席させた自身の「分身」を公開した。時代を先取りしすぎた2011年の発明品が注目を浴びている。
大学時代、私は体調を崩し休みがちで単位が危うかったが、私そっくりな分身を作って出席し、リモートで講師に質問しまくり、「これでダメなら出席とは何なのか」と言いまくった結果、出席を認めさせたりした。2011年の事だ
世の中の明らかに時代遅れな制度、ルールにはテクノロジーをぶつけていけ https://t.co/JvdWkhXKen
— 吉藤オリィ (@origamicat) 2020年4月5日
「分身」は首を振ったり会釈したり、ときには人体には不可能な動きを見せている。結果的に「分身」の授業出席が認められた吉藤さんは、大学のルールにテクノロジーで勝利したのだ。
ちなみに、分身を運んでもらった人に嫌な顔をされるなどしてメンタルが傷付いたため、使うのはやめたと説明している。
我ながらよいアイデアだと思ったんだが、持ち運ぶ仲間に嫌な顔をされ、子どもが泣き出し、犬に全力で距離をとられ、私のメンタルがわりと傷ついたのでこの方針はやめた。
当時は10年早かったと思ったんだが•••もう少し早かったかもしれない。
#OriHime開発秘話 https://t.co/VlgTUu7rGy
— 吉藤オリィ (@origamicat) 2020年4月6日
投稿を見たTwitterユーザーからは「学生時代これがあったら授業全部受けられた」「隣の席の人、授業中笑いをこらえるのに必死ですねw」「首の動き怖すぎっ(笑)」とさまざまな感想があがった。
働き方や学び方が変化している昨今、もしかしたらこの「分身」が普及する日も近いかもしれない。