1つの単語からアイデアを生成するアプリ「AIひらめきメーカー」に絶賛の声!10代の開発者に展望を聞いた

企画づくりに悩む人々にとって夢のようなツールが爆誕
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いいアイデアが次々浮かんでくるアプリがあったらいいのに…そんな願いを抱いている人には朗報だ。単語を入れるとAIがアイデアを自動生成するアプリ「AIひらめきメーカー」が登場し、Twitterで話題になっている。

開発者のひとり、野崎智弘(@nztm_tw)さんがアプリのリリースを告げたツイートには1600件以上のいいねがついた。Twitterでの反響については共同開発者の三橋優希(@yukimihashi)さんがTogetterにまとめており、アプリはブラウザ上で動作するのでインストールは不要・無料で使えるということ、そして開発者のふたりが10代という二重の驚きもあって、エンジニアをはじめ研究者や漫画編集者など、あらゆる分野の人たちが絶賛している。

どんなアプリなのか実際に使ってみよう。「AIひらめきメーカー」にアクセスし「動画」というワードを入れてみると、このように「動画」から連想される言葉が表示される。

出てきた言葉は、文章としても違和感のないものが多い


「AIひらめきメーカー」は入力された単語を自然言語処理によってその単語から連想される言葉を生成しており、単純に単語をランダムに組み合わせているだけではない。ヒトの頭で考えるだけでは思いつかない言葉とのセットが編み出され、いいアイデアが生まれてきそうだ。

トゥギャッチ編集部では開発者の野崎さんと三橋さんに、このアプリ開発までのいきさつを聞いてみた。

大きな反響がありますが、ユーザーの声を聞いた感想は。

ユーザーの方からたくさんの肯定的なコメントをいただいており、嬉しく思っております。私たちが想定していた以上に反響があり、まだ公開から数日しか経っていないのですが、すでにアイデアの生成回数は5万回を突破しました。
コメントを読むと、企画はもちろん、漫画のネタ出しなど幅広い活用をされていることも知ることができました。

野崎さん、三橋さんはともに高校生の頃からプログラミング学習サービスの開発や教材作成を行ってきており、すでに多数の実績がある。そんなふたりが今回、アイデア作りの支援ツールを開発するに至ったきっかけも聞いてみた。

今回、このアプリを開発した動機は。

ものづくりには「アイデアを生み出す力」と「形にするための作る力」が必要だと思っています。私たち自身、小さい頃からさまざまな創作活動を行ってきた過去があり、ものづくりの楽しさをより多くの人に知ってほしいという思いで、ものづくりを支援するサービスを過去にいくつか作ってきました。

プログラミング教育に関わるサービスも作ってきたのですが、今回は「アイデアを生み出す」という観点から、ひらめき支援のツールとして『AIひらめきメーカー』を開発しました。

共同開発にいたったきっかけを教えて下さい。

過去にプログラミング関係のイベントで出会い、お互いサービス開発に興味があったことから、意気投合していろいろなサービスを作るようになりました。本格的に2人で共同開発をするようになったのはコロナ禍になってからで、住んでいる場所は兵庫県と東京都と離れているのですが、リモートで開発を行っています。

野崎さん、三橋さんはプログラミング学習サイト「メクルン」の開発者でもある

今後、開発してみたいものはありますか。

今後も作りたいものはたくさんありますが、役立つだけでなく使われ続けるようなサービスを生み出し続けていきたいと考えています。技術的にもデザイン的にも、より優れたものを作っていけるように今後も頑張ります。

日々企画に悩む人、創作のヒントが欲しい人にとって救世主のようなアプリ。若く優秀なエンジニアのおかげでたくさんのアイデアが生み出せそうだ。

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