水で溶いた片栗粉を手で握る実験は大人も楽しい!親子でチャレンジしたお父さんに話を聞いた

不思議すぎてずっと見ていられる…
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手のひらでグニャグニャと動く白い物体、実はこれ、片栗粉だ。

片栗粉を水で溶くとトロトロとした液状になるが、手でギュッと握り力を加えるとお団子状の個体になる。しかし手を開きしばらくするとまた液体に戻る。

握ると固まる
しかし手の力を抜くと一瞬で液体に戻る

この現象は「ダイラタンシー」と呼ばれるもの。粒子の小さい物体に力を加えると、粒子が密集し固体になり、力を加えるのを止めると再び粒子の隙間が広がり液体へと戻るという原理だ。

「ダイラタンシー」の現象を親子で楽しんでいる様子を「大人も楽しくなって止まらない」とTwitterに投稿した眼遊 GANYU(@ganyujapan)さんに話を聞いた。

水面をパンチしても拳が中に入らない

この実験をしたのは初めてでしたか?

今回が初めてです。
私は料理をするときに片栗粉を水で溶いていて不思議な現象が起こることは知っていましたが、小学校1年生の息子がやってみたいとお願いしてきたためチャレンジしました。

息子はYouTubeで実験動画を観たそうです。

眼遊 GANYUさんは、どんなところに楽しさを感じましたか?

実際やってみるとわかるのですが、理屈ではなくとにかく楽しいです。この現象は、たぶん(日常では)他にないのではないでしょうか?
ボウルに片栗粉を入れ水で溶きましたが、見た目は液体で、手をゆっくりと入れると何も起きません。しかし水面をパンチすると拳が中に入らないんですよ。

息子さんとは普段から実験遊びをしているのでしょうか

息子は実験することが好きで、普段は外で生き物を探すことが大好きです。
アメフラシを捕まえ、触ると出してくる紫色の液体で染まった水をそのまま放置するとどうなるか、という実験をしたことがあります。

アメフラシが危険を感じると撒き散らす液体で染まったアメフラシエキス

 

9日後にはすっかり紫色が褪色してしまった

4歳の頃には新種のヨコエビを発見したこともあるという息子さん。この発見は大阪市立自然史博物館の研究員に認められ、新種として認定されたそう。

発見した新種のヨコエビ、和名は『チゴケスベヨコエビ』 画像提供:眼遊 GANYUさん

晴れた日は生き物を探し、天気の悪い日も自分で見つけてきた実験にチャレンジする息子さん。今後も親子で楽しく実験や大発見をしてくれることを期待したい。

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