イタリアで手に入る食材で「二郎系ラーメン」作りにチャレンジ!クオリティの高さにイタリア人も大絶賛
イタリア在住のX(Twitter)ユーザーが「イタリアのスーパーで手に入る材料で二郎ラーメンを作る」と題して自作ラーメンをつくる様子を投稿し、注目を集めている。
『イタリアのスーパーで手に入る材料で二郎ラーメンを作る』やっていきたいと思います!!!とりあえず近所に売ってる豚肉コーナーの肉を全種類買ってきました https://t.co/74gjwpUwzh
— マサキ㌠ (@Masaki_ponpoko) 2023年12月2日
家二郎(ラーメン二郎の再現した自作ラーメンのこと)にチャレンジしたのは、現在イタリアに留学中のマサキ(@Masaki_ponpoko)さん。
最初の投稿では「とりあえず近所に売ってる豚肉コーナーの肉を全種類買ってきました」というコメントともに、スーパーで買った大量の豚肉のパックが並べられた画像をアップ。ツリーにつなげる形で、制作過程をひとつずつポストしている。
スープ、麺、煮豚など全部手作りで仕上げていく
レシピは二郎風ラーメンを自作したWEBメディアの記事などを参考にしており、スープ、カエシ、麺、煮豚など、二郎風ラーメンを再現するために必要な要素をすべて自作するこだわりぶりだ。
Stincoはこの地方の郷土料理で使うお肉なんだけどかなり大きくて漫画肉みたい、Codeと言われる尾っぽはそのまんまで意外としっかり骨が入ってる。とりあえずボウルで各部位を洗って鍋を三つ用意して自らがっつり中火くらいで煮詰めていく感じ、黒色のアクはやばそうなので捨てた https://t.co/20MXedA8zX
— マサキ㌠ (@Masaki_ponpoko) 2023年12月2日
水を継ぎ足しながら計7時間ぶっ通しで茹でたスープ、ありえんど乳化でビジュが最高 https://t.co/8vtWEx3enu
— マサキ㌠ (@Masaki_ponpoko) 2023年12月3日
二郎風ラーメンといえば、しっかりと主張のある極太のちぢれ麺。
この麺を再現するため、実際にお店で使われている小麦粉に近そうな強力粉をスーパーで調達したり、こねてまとめた生地をパスタマシンで製麺するなど、パスタの国・イタリアを思わせるポイントが随所にあって興味深い。
二郎系の小麦粉はオーションなんだけど強力粉らしいのでTipo1のFarinaを近所のスーパーで買った(00や0がパスタやピザ用の細かさ) 加水率33%でやろうとしたけど全くまとまらなかったので45%まであげてかつ足踏みを導入するとみるみるまとまって人類の知恵素晴らしすぎる https://t.co/6sFrdGLJ66
— マサキ㌠ (@Masaki_ponpoko) 2023年12月3日
足踏みした生地を四等分カットしてようやく製麺機の出番 割れないようにしっかり薄くした生地を0→1→2の順番で伸ばしていき備え付けの平麺用でカットしていき手で揉み込むと見慣れたあの麺ができた!生地を伸ばす時は2までいった生地を畳んで更に0から伸ばすといい感じに伸びることに気付いた https://t.co/CuIWfUcQV9
— マサキ㌠ (@Masaki_ponpoko) 2023年12月3日
スープの味を決めるカエシ(醤油・砂糖・本みりんなどを混ぜて作った調味料)も、現地にある中華系スーパーなどでそろえることができたようだ。チャーシューは3時間煮込んだ上でカエシに漬け込んでおり、その本格的な内容に期待が高まってくる。
カエシは醤油500みりん200味の素10を軽く煮詰めたやつ みりんやみりん風の調味料は意外と中華系スーパーやbioショップに売ってるんよね、味の素はフランス産なので日本のやつとちょい違うんかな? https://t.co/uHDSLcaM4f
— マサキ㌠ (@Masaki_ponpoko) 2023年12月3日
スープ鍋で3時間茹でてからカエシに漬け込んだチャーシュー3種盛り完成!
左からLonzaロースPancettaバラFilettoヒレ 二郎ぽさが1番強いのがロース、バラは脂多めなので炙って食べたいかも。ヒレは脂身少なすぎなので薄切りにしてご飯と合いそうな感じ。ロースの脂が綺麗に入ったやつ手に入れば最高 https://t.co/0wqrWh0wML
— マサキ㌠ (@Masaki_ponpoko) 2023年12月3日
11時間かけて準備は完了…ついに完成へ!
「ニンニク入れますか?」でおなじみのニンニク、野菜マシにも対応できそうな大量のキャベツやもやしも準備できたところで、いよいよ完成に向けて調理スタートだ。
ヤサイをつくるのに大活躍したのがホワイトアスパラガスを茹でる専用の鍋(!?) 細長い形状かつ細かい網がついてるので少ない水量で野菜類を突っ込んで引っ張り上げるのに最適すぎた。ヤサイのままで食べられるもみじ屋系が好きなので、スープのクリア部分を鍋に入れて茹でてはボウルに入れをくり返す https://t.co/bnd1wSh5SE
— マサキ㌠ (@Masaki_ponpoko) 2023年12月3日
作り始めてから約11時間。手間暇をかけて完成した「家二郎」は、画像だけでも「絶対においしい」と分かる圧倒的ビジュアル。
実食したマサキさんも、「麺はモチワシで乳化系スープとクタヤサイ絡ませて食べるともう最高」と悶絶するほどの出来栄えだったようだ。
お待たせしました、『イタリアのスーパーで手に入る材料で二郎ラーメンを作る』完成です!!!開始から11時間経て誰が食べても美味しい二郎系と認めるクオリティ、麺はモチワシで乳化系スープとクタヤサイ絡ませて食べるともう最高。夢の鍋いっぱい二郎も実現できたし自分もう一年イタリアでやれます https://t.co/GK5wkjPO6R
— マサキ㌠ (@Masaki_ponpoko) 2023年12月3日
ちなみに、イタリア人の友人にも二郎風ラーメンを試食してもらったところ、「これを飲み干して死ぬなら本望だ」と大絶賛してくれたそう。二郎風ラーメン特有のコシのある麺や、豚とニンニクの風味が絡み合ったスープはイタリア人の味覚にも合うのかもしれない。
続き) 大量のスープを仕込んだのでイタリア人の友達に二郎食べてもらったんだけど「これを飲み干して死ぬなら本望だ」と大絶賛!カタメに茹でた麺の食感、ニンニクと豚が複雑に絡み合ったスープが南北出身問わず好評だった。ブタも醤油味が理解しやすいわかりやすい美味しさだと気に入ったようで嬉しい https://t.co/T5cPtdWx63
— マサキ㌠ (@Masaki_ponpoko) 2023年12月4日
日本から遠く離れたイタリアで二郎風ラーメンを楽しむことができ、「自分もう一年イタリアでやれます」と語るマサキさん。異国でも思い出の味を再現できた経験は、きっとラーメンのカロリーを超える何物にも代えがたいエネルギーを与えてくれたに違いない。