こんにちは、セブ山です。

先日、僕のタイムラインにこんなツイートが流れてきました。

校歌には、「山」や「川」などの雄大な自然についての歌詞がよく入っていますが、自然とは真逆の都会の学校では、一体どんな校歌が歌われているのだろうか? と疑問を投げかけるこちらのツイート。

たしかに、無機質なビル群が立ち並ぶ都会の校歌には、どんな歌詞が入っているのか気になります。

 

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そこで特に都会のイメージが強い「新宿」にある小学校の校歌を調査してみることにしました。

 

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すると、驚きの調査結果が判明しましたので、ご紹介させていただきます。

 

新宿区立西新宿小学校の校歌

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まずは、都庁の裏手のほうにある西新宿小学校の校歌から。

なんと、この小学校の校歌には…

 

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高層ビル」という単語が登場します。

地方出身者の僕からしてみると、「大空を押しあげて」の歌詞の後には「○○山が」というように、その地域で一番高い山の名前が続きそうなイメージですが、都会の校歌では「高層ビル」が大空を押しあげているんですね…。

軽いカルチャーショックを受けました。

 

新宿区立落合第二小学校の校歌

 

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続いては、高田馬場にほど近い落合第二小学校の校歌から。

なんと、この小学校の校歌には…

 

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プール」という単語が登場します。

勝手なイメージですが、校歌ってカタカナ言葉を使っちゃダメなんだと思っていたので、驚きました。

地方出身者の僕からしてみると、「水回り」のことを歌いたい時は、その地域で有名な川や、海の名前を盛り込みそうなものですが、都会の校歌では「プール」なんですね…。

これはもう完全なる個人の感想なのですが、校歌ってもっとスケールが大きくあってほしいと思うんですよ。小学校の中で完結してほしくない。

もっと「駿河の海に太陽そそぎ 共に輝けと 友をたたえん」とか「大地に起伏ひろがりて 高き理想を仰ぎつつ」っていう、「いや、海とか大地は別にそんなことは願っていないと思うよ」とツッコミを入れたくなるくらいの無駄なスケールがほしい。

 

新宿区立柏木小学校の校歌

 

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最後は、西新宿を少し抜けた大久保にある柏木小学校の校歌から。

なんと、この小学校の校歌は…

 

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なんとなく「ヒップホップ」っぽい歌詞でした。

でも、僕の思い違いかもしれないので、気になったフレーズを抜き出してみます。

「大都会の真ん中」「ここに集い ここで学ぶ 仲間たち」「ひとりひとりの 誓いの鼓動」「きっと素敵な世界を 創る」…。

あれ? やっぱりヒップホップの歌詞じゃない? 校長、ヒップホッパー?

あと、これは僕の主観なので怒らないでほしいんですが、「早朝からの 湧き上がる息吹 吸い込んで」という歌詞がありますけど、都会の早朝は、くっせぇ生ゴミと酔っ払いのゲロの臭いが混ざっているので、あまり吸い込みたくはないと思いました。

 

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そして、もっとも驚いたのが、この校歌の2番。

大通りの人波」という歌詞が登場します。

「山なみ」と「大海原」とか、そういう自然の大きなものと同じような感じで、シレッと歌詞に使っています。

地方にある学校の校歌では、間違いなく登場しないフレーズだなと思いました。「これぞ、都会の校歌にしかない歌詞だ!」と、ド田舎村からやってきた田舎者の僕は感心しきりです。

人間大好き」っていう歌詞も気になります。

 

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余談ですが、柏木小学校のホームページには、校舎から見える景色を紹介するコーナーがあります。

すぐ目の前に新宿のビル群がそびえ立っていて、教室の窓からはずっとこの風景が見えていると思うと、「なんかスゲェなぁ、そりゃそういう歌詞になるよな…」と納得してしまいました。

 

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というわけで、都会の校歌には「高層ビル」「プール」「大通りの人波」といった都会っぽい歌詞が存在するということが判明しました!

あなたも久々に母校の校歌を思い出して、都会の校歌と比べてみてはいかがでしょうか?

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セブ山

インターネット文化人類学者。人々がインターネットで織り成す「文化」について研究している。著書に『インターネット文化人類学』がある。TwitterIDは@sebuyama