昨年11月にTwitter上で話題になったボードゲーム「枯山水」。

 その後、ネットニュースや新聞、テレビなどでも取り上げられ、品切れが続いていたのだが、今回運よくプレイできる機会があったため、紹介したいと思う。

 

どういうゲームなの?

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  こちらが「枯山水」のパッケージ。渋すぎるおじさんが目印だ。これを開けると次のようなパーツが出てくる。

 

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  砂紋タイル。砂の模様も直線から円形までさまざま。緑色の部分はコケを表している。

 

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  石のコマ。もちろん本物の石ではないが、見た目の再現度は非常に高い。

 

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  作庭家カード。禅僧の夢想漱石や水墨画家・雪舟、茶人・千利休など庭師として有名だった歴史上の人物が描かれている。プレイヤーに1枚ずつ配られ、1回だけ特殊効果を発揮することができる。

 ほかにも砂紋タイルを置くための「庭園ボード」や、プレイヤーの得点を確認するための「寺院ボード」などが入っているのだが、どれも日本庭園作りの世界観にマッチしたデザインで、見ているだけでわびさびを感じる。

 さて、肝心のルールだが、庭師となったプレイヤーたちが順番に砂紋タイルを引き、自分の庭園ボードに配置して、美しい枯山水を作るという内容。庭園に石を置きたい時は、「座禅を組む」という行動を選択して、徳を積まないといけない点もユニークだ。

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  庭園ボードに砂紋タイルを置く。縦3マス×横5マスの合計15枚のタイルで枯山水を完成させる。

 

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 「徳」を積むことで庭園に石を置くことができる。

 参加者全員が15枚の砂紋タイルを置き終えたらゲーム終了。砂紋や石の置き方により、点数をつけていき、最も高い点数のプレイヤーが勝利となるわけだ。

 

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  実際にプレイした様子がこちら。ゲームなのでもちろん勝敗も大事だが、何より自分が作った庭を自慢したくなるのが新鮮だ。

 

ブームのきっかけは? 反響は? 作者に聞いてみた

 このゲームの作者である山田空太さんに話を聞いてみた。

 Q.どうやって思いついたの?

 A. 約20年ぶりにボードゲームにはまりつつあった当時、枯山水の鑑賞も趣味で、良く日本庭園を訪ねていたんですよ。自分でもボードゲームを作ろうと思った際、『東京ドイツゲーム賞』というコンテストを見つけ、自分の関心ごとである枯山水をテーマにして作ろうと考えたのがきっかけです。

 Q.ブームのきっかけは?

 A. 直接的なきっかけは、ゲームを遊んだ人たちがTwitterやFacebookに写真を投稿してくれたことですかね。ヒットした理由としては、『勝ち負けとは別に、ゲームの中で自分だけの庭を作る喜びがあること』、『「枯山水」という日本独自の美学、やや高尚と思われているものをテーマにし、それがゲームになったというギャップ』、『箱絵のインパクト、コンポーネントのクオリティなど製品としての出来がとても良かったこと』と考えています。

 Q.どのような人にプレイしてもらいたい?

 A. ぜひ家族で遊んでほしいですね。家族がゲームを通して、一体感を得るツールになればと思っています。また、ボードゲームを遊んだことがない人が、ボードゲームに触れる最初のきっかけになれればと。

 意外にも美しい枯山水を作るというテーマは制作当初から決まっていたようだ。単にパッケージのインパクトだけでなく、内容も非常におもしろい「枯山水」。まだまだ品切れの状況が続いているようだが、もし手に入った場合はぜひ周りの友人と遊んでみてほしい。

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