昭和52年に発売するも、まったく売れなかった「岡本太郎トランプ」在庫の一部が実家から発掘された人現る
@館長(@PPPppppppQQQ)さんが実家で発見した、「70年代発売の岡本太郎トランプ」が注目されている。
そういえば私が子どもの頃
講談社で岡本太郎トランプを作ったけど
全然売れなくって返品の山だったそうで
うちの父が1ダースぐらいもらってきたことがあった
(で母が近所に配ってたw) https://t.co/2WTwIcS7JT
こちらのトランプは、1977年に講談社から発行された「豪華版 岡本太郎 オリジナル美術トランプ」で、箱にはなんと定価12,800円と記載されている。正直言って、今見てもなかなかのお値段だ。
ちなみに大阪万博は1970年に開催されているので、このトランプは大阪万博から7年後に発売された作品ということになる。1977年(昭和52年)の頃と現在では物価が違うため一概に比較できないが、当時の一万円といえば、今の1.2倍くらいの価値があったかもしれない。
@machtoranoana 当時の講談社が何を考えて12800円のトランプを作ったのか謎です
— @館長 (@PPPppppppQQQ) 2022年7月27日
Twitterユーザーからは、「人類にはまだ早すぎたんだな…」「眺めてるだけで楽しい」など様々な反応が寄せられた。
岡本太郎トランプを見つけた@館長さんも「そりゃあ売れないだろうw」とコメントしている。
岡本太郎トランプと出会った時の思い出
今回トランプのことを思い出したきっかけを教えてください。
Eテレ放送の『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』を見ているうち、昔家に岡本太郎トランプがたくさんあったことを思い出しました。
子供の時、トランプの絵柄を見てどう思いましたか?
私は「太陽の塔」をカッコいいと思っている子供だったので、岡本太郎トランプもカッコいいと感じました。
ただ家族や友達からは「トランプの絵札がわかりにくい」と不評でした。
@orBhy3chwUSk7g4 子どもの頃はこれで遊んでいました 「絵札がわかりにくい」とか文句言いながらw
— @館長 (@PPPppppppQQQ) 2022年7月27日
ご両親は当時、トランプにどのような反応をしていましたか?
岡本太郎トランプはまったく売れず返品の山だったので、発売元の講談社に勤めていた父は、「大変だ、弱った」としきりに嘆いていました。
母は「こんなの売れるわけないじゃない」と、父がもらってきたトランプを知人にあげていました。
@toroco_toromi 12800円のトランプ買う人は そんなにはいないですよね〜 講談社は大赤字だったと思います
— @館長 (@PPPppppppQQQ) 2022年7月26日今回、母にトランプの話をしたら、初めは覚えていない様子でしたが「あるとすればこの辺」とごそごそクローゼットを漁っているうちに「あったあった」と思い出していました。
ご所有のトランプは、今後どのようにされるご予定ですか?
今回未開封のトランプが2個発見されたので、本当は開けて並べて見たい気持ちもありますが、今は開封する勇気が出ずにそのまま保存しています。
開封する勇気が出ない😅💦 https://t.co/X393YGOEuQ
— @館長 (@PPPppppppQQQ) 2022年7月27日
なお「岡本太郎トランプ」は現在もAmazonなどで購入できる。8月3日時点でAmazonでの販売価格は5500円(税込)で販売されており、当時よりは買い求めやすくなったのではないだろうか。
@館長さんは様々なプラモデルを制作し、自作のプラモデルを出品できるガレージキットの祭典、通称「ワンフェス」にも出展している。
Twitterアカウントの画像欄には、プラモデルやガレージキットの制作・着色の過程がシェアされているので、興味のある方はぜひ一度@館長(@PPPppppppQQQ)さんをフォローしてみて欲しい。
@館長さんはTwitter以外にも、ホビコム等のサイトで作品を公開しているので、こちらを見るのもおすすめだ。