親指を出し合う手遊びは「いっせーの」「チョビ」?日本各地で違う、いろんな呼び方が面白い

ちなみに私の地域では「さんのーがはい」でした
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複数人が集まり、親指を出し合って立てた指の数を競うという手遊び。「いっせーの」などと呼ばれているが、呼び名は地域によって違いがあるよう。Twitterでこの手遊びの呼び名について情報を募った、とろんたまテンチョー(@Mist_Miki)さんのツイートが話題になっている。

チョビ(いっせーの!)

集まった情報によると「福島県の双葉郡出身ですが『ポンスカ』でした!笑」「関東では指チッチ」など日本各地のさまざまな呼び名があることが判明している。

呼び名を集めてみた経緯などについて、とろんたまテンチョーさんに詳しく聞いてみた。

「チョビ」や「セッサン」など、いろいろな呼び方が

手遊びの呼び名について情報を集めたきっかけは?

私の生まれ育った福島県二本松市では「チョビ」という名前で手遊びをしていたので、フォロワーさんもやっていた遊びなのか気になってツイートしてみました。

夫も学区は違うものの、同じく「チョビ」と呼ばれていました。

地域で違う呼び名で、面白いと思ったものは?

すぐ近くの福島県郡山市では「チンチクリン」、山梨県や大阪府出身の方は「セッサン」、千葉県山武市では「チュンチュン」と呼んでいるようでした。

全国的には「いっせーの」「いっせーのせ」「いっせーので」が大半なようです。

全国津々浦々、いろいろな呼び名がある

また、とろんたまテンチョーさんのお兄さんの世代では「チョビ」と呼ぶ以前の呼び方があった話を聞いたという。

「チョビ」という呼び方の「語源」があったという話があるそうですね。

兄は1971年生まれなのですが、子どもの頃に

「しょうぶイチ!」が早口になり「しょぶイチ!」→「しょびイチ!」→「チョビイチ!」

と変化していった記憶があると申しておりました。

ここからは憶測ですが、兄の世代が「チョビイチ」「チョビ」と言って遊ぶうちに、塾や習い事を通して学区外の二本松市全域にこの呼び方で広まったのかなと思います。二本松市では今のところ100%「チョビ」でした。

「指スマ」は若い世代に浸透

昔からある遊びですが、どの世代まで浸透していそうでしょうか

若い世代になると昔『SMAP×SMAP』(※)という番組でやっていた「指スマ」という遊びをそう呼んでいる方もいるようでした。
おそらく、番組を見ていた世代の方がそう呼んでいるのではないでしょうか。

※編集部注:SMAPが出演していたバラエティ番組『SMAP☓SMAP』は2016年12月まで放送されていた。

しかし、福島県内も含め全国的には全世代含め「いっせーの」「いっせーのせ」「いっせーので」が主流のようですね。これを期に兄たちが「語源」となった「チョビ」の呼び方が全国的に広まったらうれしいです。

日本各地でさまざまな呼び方があるうえ、バラエティー番組で使われていた呼び名が広まっているところも興味深い。

現在も手遊びの呼び名についての情報を募集しているとのことで、自分の住む地域では違う呼び方があるという方、ぜひとろんたまテンチョーさんのツイートに返信してみては。

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