お気に入りの巣材をくわえて踊るカノコスズメがかわいい!なにも持ってないようにみえるけど実は…

カノコスズメはどんな鳥さんなのか聞いてみました
6

ぴょこぴょこと飛び跳ねながらダンスする姿が愛らしいカノコスズメの「うたちゃん」が、Twitter上で人気を集めている。

うたちゃんは歌うような鳴き声とともに飛び跳ねるダンスが大好きで、踊る時は「くちばしに何かをくわえている」のだとか。

飼い主のひなたさん(@hinata_tani6)が「何も持たなくても踊るんだーと思ったけど…」というコメントとともに投稿した動画のうたちゃんは、一見何もくわえずに踊っているように見えるが、よく見てみると細い髪の毛一本を持っている。カワイイ!

ちょこちょこ(髪の毛…ある?)
ぴょんっ!
くるり
(髪の毛…見えないな)

インコや文鳥などに比べると耳にする機会の少ないカノコスズメとの暮らしについて、ひなたさんに詳しく話を聞いてみた。

多いときは1日に5~6回踊る日も

うたちゃんはどれくらいの頻度でダンスをするのですか?

歌はいつでもどこでも歌っていますが、ダンスは基本的には何かをくわえていないとしないみたいです。

踊るタイミングはご機嫌と、気に入った巣材を見つけるかどうかによるみたいで、1か月ほど踊らないこともあります。

踊るときは1日に5回でも6回でも踊ります。

うたちゃんを飼うことになったきっかけを教えてください

うたちゃんの前に、同じオーストラリア原産のキンカチョウという小鳥を長く飼っていました。

カノコスズメとキンカチョウが大自然の中で一緒に飛ぶ姿を知って「カノコスズメなら一緒に仲良く生活できるのではないか」とあこがれが強くなり、何年も前から出会いを待っていました。

そして一年半ほど前に、いつもお世話になっている小鳥屋さんにうたちゃんがやってきたのをきっかけに、自宅で飼い始めました。

「カノコスズメの飼育は簡単ではない」とも書かれていましたが、どのような点が難しいのでしょうか

カノコスズメは野鳥にも劣らないワイルドな飛び方をする鳥で、スピードも方向転換もお手の物です。


さらに厄介なのが、狭い物陰が好きで人間のすぐそばに急に飛び込んで来ることがあり、我が家では「うたちゃんどこ?」と所在を確認する会話が常に飛び交っています。

うたちゃんは活発

あと、体重が10グラム以下(文鳥の半分以下、キンカチョウや十姉妹よりも小さい)と体がとても小さいのに運動量が多いので、栄養面でも少し気を遣います。

そして小さい割りに頭が良くて、人を識別するのはもちろん、周りをよく見て行動をするので、いったん放鳥すると戻ってきてもらうのが一苦労です。うたちゃんは一応手乗りですが、自由奔放でちょっと大変です。個体差もあるのでしょうが…。

うたちゃんとの暮らしの魅力を教えてください

見た目の可愛らしさと、子ネコのような鳴き声がいちばんの魅力です。


他の小鳥のようには一筋縄にいかず、気が強いので噛まれたりくちばしで髪を引っ張られたりもしょっちゅうですが、(ダンスの時にくわえていた髪の毛も、たぶん引っ張って抜かれた私の毛…)ふりまわされること自体が楽しかったりもします!

自由奔放な性格に振り回されながらも、ひなたさんがうたちゃんとの暮らしを目いっぱい楽しんでいることが伝わってきた。

ちなみにひなたさんは大阪市内で「雑貨と喫茶とギャラリーと ひなた」を営む店主でもあり、うたちゃんを始めとした鳥さんモチーフの雑貨もたくさん取り扱っている。

鳥好きにとってはたまらないお店なので、気になった方はのぞいてみては。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。