マライア・キャリー『恋人たちのクリスマス』をビートルズ風にカバーした動画の芸が細かすぎる

歌も演奏も編曲も動画制作もすべて1人で!
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「もしもビートルズが、マライア・キャリー『恋人たちのクリスマス』をカバーしたら」

そんなコンセプトで作られたミュージックビデオがTwitterで話題になっている。

投稿したのは、ミュージシャンの中島雄士(@YushiNakajima)さん。こちらは中島さんが一人でビートルズの4人を忠実に演じ分け、メイン7パートを演奏し、歌っている。映像をモノクロに仕上げている点もビートルズっぽい。

画像右上から時計回りに、ジョン・レノン、リンゴ・スター、ジョージ・ハリスン、ポール・マッカートニー
コーラス1・2、ドラム、ボーカル、ギター1・2、ベースの7パートを全て1人で
実はカウベル担当もいます

こちらは2018年に投稿されたもので、2022年のクリスマスシーズンに再度話題を集めた形。動画を見たビートルズファンからも「あ〜すごくぽい、ビートルズな感じ。」「なんだこのすげえ完成度!ドラムが完全に初期のリンゴだ!」と唸るコメントが相次いだ。

中島さんは、ソロのシンガーソングライター・作詞家・作曲家・編曲家として活動しながら、「グソクムズ」「The Lamb」「路地」の3つのバンドにドラマーとして参加している。『ビートルズ×マライア・キャリー』の動画について制作の裏側を聞いた。

メンバーそれぞれの動き方の癖も再現

ビートルズ風の『恋人たちのクリスマス』を作った経緯を教えてください

クリスマスが近づいていた時期に、「何かしらクリスマスソングをアップしたいな」と思ったのがきっかけです。

ビートルズっぽい曲調にするにあたり、こだわったポイントを教えてください

ビートルズはコーラスワークが特徴的だと思うので、そこを再現できるよう意識しました。あとは、独特なリズムのヨレ感もカギだと思います。 ビートルズの既存曲を連想させるようなフレーズも散りばめてみました。

同じマイクで歌っているようなコーラスパート

ビートルズの4人の特徴も再現されていますが、ビジュアル面で意識したポイントを教えてください

服装や映像の質感はもちろんですが、メンバーそれぞれの動き方の癖も意識的に再現しました。そういったモノマネの部分が、ビートルズ好きに刺さったのかなと思います。

左利きのポール・マッカートニーは映像を丸ごと反転させる力業で再現
この首の振り方は間違いなくリンゴ・スター

編曲・録音・演奏・歌まで全ておひとりで作られたのでしょうか?

はい、ひとりで作りました。

クリスマスの2週間くらい前に思いついて動画を作り始めたので、クリスマス当日までに完成させるのが大変でした。音源を収録しながら制作風景の動画も撮影・編集したので、同時進行が大変だった記憶があります。

今後チャレンジしてみたい「○○風の楽曲」の予定はありますか?

現時点では何も予定していませんが、思いついたとき・気が向いたときに作れたらいいなと思います。

ちなみに、今回の『恋人たちのクリスマス』はYouTubeにも投稿されている。こちらは、Twitterに投稿された演奏の様子が中心の動画とは異なり、中島さんによるビートルズの映像作品をオマージュしたイメージビデオとなっている。

また、中島さんご自身のYouTubeチャンネルでは、ほかにも『大滝詠一×The Beach Boys』の掛け合わせ風アレンジや、Vaundyの楽曲を自分なりにリアレンジしたりとさまざまな挑戦動画を投稿している。中島さんの多彩な楽曲をもっと聴きたくなった方はのぞいてみては。

 

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