父親が12年かけキスチョコの銀紙を集めて作った「銀ボール」誕生と成長の軌跡を家族に聞いた

どこまで大きくなるのか見届けたい
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父親がチョコレートの銀紙を集め、十数年かけ「銀ボール」を作っていることを報告したX(Twitter)の投稿が話題だ。

存在感のある見た目の銀ボール

NEGUSE(@neguse_art)さんが投稿した画像に写るのは、畳の上に置かれ、鈍く光る銀色の球体。表面のシワの跡を見る限り、アルミでできているのだろうか。何やら重厚な雰囲気も醸し出している。

そんな謎めいたこちらの球体は、NEGUSEさんのお父様が「キスチョコの銀紙を丸めて育てている銀ボール」なんだとか。キスチョコといえば、銀紙で個包装された、しぼり器しぼったようなひと口サイズのチョコレート。そのキスチョコの銀紙を集め、なんと十数年をかけ成長させてきた。

いまでは片手にぎりぎり収まるほどの大きさになり、重さは約1.0kgを超えたというから驚きだ。

この中にキスチョコ銀紙何個分詰まってるのか…

投稿を見たXユーザーからは「父、銀紙まとめるの上手い」「職人の域に達してますね!」「継続は力なり」といった、お父様の努力を讃えるコメントが寄せられている。

また「歴史を感じます」「どこまで育つのか楽しみですな」「いつか純銀になることを願っています」など、銀ボールの成長にも好奇の目が向けられていた。

銀ボールはどのように誕生し、ここまで成長したのか。NEGUSEさんにお話を伺った。

周囲や家族みんなで育てた銀ボール

お父様が銀ボールを育てたきっかけを教えてください。

父に聞いたところ、海外で野球ボールにペンキを塗り続けて大きくした人がいるというのをテレビで見て、自分もやってみようと思ったのがきっかけだそうです。

写真の銀ボールになるまで、キスチョコをどれくらい食べたのでしょうか。

分かる範囲だと、小袋と大袋を合わせて約60袋くらいだそうです。銀ボールを知っている人からもらうこともあるので実際はもっと多いかも、とも言っていました。

チョコは冷蔵庫に常にストックしているので、家族みんなで食べています。

NEGUSEさんが銀ボールの存在を知ってから今までの気持ちをお聞かせください。

スタートして3カ月経った頃、まだみかんサイズの銀ボールを手のひらに乗せた写真が送られてきて、銀ボールの存在を知りました。

父はたまにこういうことをするので「また何か始まったな…」と思っていたのですが、まさかここまで続くとは思いませんでした。

帰省する度に大きくなっているので、今では毎回の帰省の楽しみのひとつになっています(笑)。これからもどこまで大きくなるのか、見守って行きたいです。

ひょんなことから始まり見事なサイズにまで成長させた、お父様の銀ボール作り。引き続き、家族みんなでキスチョコを味わいながら、銀ボールを成長させていってほしい。

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