カラオケチェーン「歌広場」と「ジャンカラ」のロゴマークが似ているのはなぜ?噂の真相を会社に聞いた

どうやら「他人の空似」だったようです
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カラオケチェーン店「歌広場」と「ジャンカラ」のロゴマークが似ている?という噂がX(Twitter)で話題になっている。

きっかけは2024年1月17日、あるユーザーが「関西の人間が関東に出てきてびっくりすること」というコメント付きでポストした内容。ロゴマークは似ているものの、歌広場とジャンカラはまったくの別会社であるという趣旨の内容に対し、7.2万の「いいね」が付くほど大きな反響となった。

歌広場は首都圏を中心に69店舗を展開、ジャンカラは西日本を中心に178店舗を展開しているカラオケチェーン(ともに2024年1月26日時点)。おたがいの出店エリアが被っていないので、関西圏の人が首都圏に来て驚くのも無理はないかもしれない。

たしかに両社のロゴマークは一見、とてもよく似ている。スマイリーフェイスのような丸顔に、右手は開いた状態で顔の横に添えられ、左手にはマイクを持っている。デザインに多少の差異はあるものの、えくぼの位置やマイクを持つ左手の小指まで一致しているから驚きだ。

歌広場の「ニコちゃん」
ジャンカラの「デルちゃん」

とはいえ歌広場のロゴマークは「ニコちゃん」に対し、ジャンカラは「デルちゃん」と名称は異なる模様。これは何か理由があるのではないか…?

X上でも「創始者は兄弟」「ジャンカラは西日本を、歌広場は東日本を中心に出店してお互いつぶし合うことのないようにしたとか」などと噂まで出ているが、実際のところそうした事実は明らかになっていない。

そこで歌広場を運営する株式会社クリアックスの企画部に問い合わせてみることに。「ニコちゃん」が生まれた経緯と合わせて伺ってみた。

実は「ニコちゃん」はあだ名だった

ロゴマークのキャラクター「ニコちゃん」が生まれたのはいつ頃でしょうか? また、ロゴマークを考案されたのはどなたかご存知でしょうか?

ニコちゃんが誕生したのはカラオケ創業(1989年)より前だと聞いていますが、当時は顔色もやや違っていて、今のニコちゃんになったのは平成中期頃からだったと記憶しています。

ニコちゃん爆誕の瞬間は誰も立ち会っておらず、詳細をお答えできなくて心苦しいのですが…。

「ニコちゃん」の名前に由来はありますか? 他にも公式設定がありましたら教えてください。

実はここだけの話「ニコちゃん」はあだ名なんです。本名・性別は秘密(非公開)でお願いいたします。

ジャンカラさんのロゴマークが歌広場さんの「ニコちゃん」に似ているのはなぜでしょうか?

似ているとしたら他人の空似というのでしょうか…。自分に似た人は世界に3人いるという様な事も耳にしますし。

それに、ジャンカラさんはどちらかと言うと丸い「たこ焼き」という感じで、そんなに歌広場に似てるかな?と。

関東圏を中心に出店されている歌広場さんに対し、ジャンカラさんは西日本を中心に展開されていますが、何か理由があるのでしょうか?

その辺りは分かりかねますが、運に任せたフェアなやり取りがあったのではないかなと思います。

ルーレットとか。すごろくとか。ジャンカラさんに有利な大喜利対決とかではなくて本当に良かったなと思っています。首都圏も抑えられていた可能性もありますから。

物心がついた頃には既に今の関係でしたね。

「そ、そんな馬鹿な…!?」と思わずツッコミを入れてしまうところだが、案外そういうものなのかもしれない。

ちなみに歌広場の「ニコちゃん」は秘密が多いものの、ジャンカラの「デルちゃん」はもちもちドーナツといった好物があるようだ。

いつかニコちゃんとデルちゃんによるデュエットが見られる日は来るのだろうか? 今後の展開を心待ちにしたい。

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